Evernote に「ファイル共有」が追加。Evernote 使ってますよね?
New Premium Feature: File Synchronization | Evernote Blog
次から次へと新機能が追加されている Evernote ですが、特筆すべき機能としてプレミアム会員向けに「ファイル共有」機能が追加されました。無料の会員でも画像や PDF をノートに貼付けることは可能ですが、プレミアム会員なら 25MB の制限付きでどんなファイルでも添付することができます。
ユースケースとしては次のような場合が考えられて一見地味ですがとても便利です。
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テキストファイルや、画像、プレゼンテーションなどを一つのノートにまとめて Evernote 上で管理する。Web / Windows / Mac / iPhone のすべてで同じファイルを手に入れることができます。
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必要な書類などをすべて Evernote に格納しておき、出先から誰かにそれを送信したい場合でも、iPhone からファイルをノートごと送信できます。ファイルのやりとりが多い人には重宝します。
こうした機能はこれまで Backpack のようなツールでもできましたが、ふだんからデータをためこんでいる場所でファイルも詰め込められるというのはたのもしいです。
Evernote 使っている?
ところで Evernote を最初使い始めて面白かったけど、今はあまり使っていないという人は多いのではないでしょうか? でもこのツールはもっとつかいこんでこそ、真価が発揮されます。
あるツールは、使い始めて「ふーん、便利だな」で話がすんでしまいます。しかし一方で、使い込めば使い込むほど便利になるツールがあります。Evernote は明らかに後者です。Evernote の力を感じ始めるのは、ノートの数が数百を越え、整理なんて気にせずに次から次へと記憶の断片を投げ込み始めたあたりからです。
それまでは「Evernote にこの記事を投げ込む」そして「こうした記事があったことを頭で記憶しておこう」と努力していましたので、脳の限界が Evernote を利用する限界でした。
しかし、一度そうした「頭で記憶する」というしがらみを脱却して、「いいや、あとでどうせ検索できるでしょ?」というモードに入ると、とたんに便利さが飛躍的に向上します。
どうも Evernote を使ってみたけれどもしっくりこないな、という人はよければ3日でいいので、ウェブで閲覧するすべての興味深いことをクリップして、「あとで整理しよう」などということは忘れて放り込んでみてください。最初は不安ですが、ちょっとするうちに、検索とタグを利用することで自分が覚えているよりも便利だということに気づくと思います。
回し者ではないですが、これだけ使い込むことが前提となっているソフトなら、年間 $45 の使用量は高くはありません。むしろ安いくらいだと思います。(とはいえ、月のアップロード量はせめて 1GB にしてほしいなあ)