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全ての仕事術を支える、2つの要素

Tuesday, 16 September 2008 · 5 Comments · Productivity


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GTD – The Backlash or: What Does It Take to Actually Be Better | The Weekly Review

ここ最近、本当に生産性を向上させてくれるものと、そうでないフェイクなものとを分けるものについて考え続けているのですが、地球の反対側でもそうしたことを考え、見事な文章でまとめてくれている方がいました。

The Weekly Review の Chris Bowler が、最近の 43Folders の記事に応じる形で、そもそも「仕事術」が満たさなくてはいけない二つの視点について総括を行ってくれていました。

GTD であれ、どんな「仕事術」であれ、それをシステムとして売り込むときには書かれていない前提があるという風に表現しています。GTD の力を、さまざまなライフハックの力を引き出してくれるための前提ともいうべきものです。

You can disagree—this is merely my opinion. But look closely—while the Internet was rapidly growing and evolving, giving us more and more ways to communicate and ingest stimuli, so to was this focus on productivity. But in both arenas, it seems like too much emphasis was on what could be done, rather that what should be done.

これは私の個人的な意見だから同意してくれなくてもいいけれども、どうもインターネットが急速に成長し、より多くのコミュニケーションの仕方や、刺激を提供してくれたのと比例して、この「生産性」がより注目されるようになったのだと思う。でもネットにしても、生産性にしても、「ここでこれだけのことができる」という文言ばかり踊っていて、「これを使って何をすべきか」という点は見過ごされていたのだと思うんだ。

まさに、最近自分が考えていたことを直撃した言葉だったので、とても納得がいきました。つまりネットであれ、GTD であれ、Firefox であれ、新しいウェブサービスであれ、その豊富さと便利さは疑いようがない一方で、「それは何を解決するためのものなの?」という部分について進歩と反省がないままにツールとシステムが先行しているばかりでは、生産性はまったく向上しないというわけです。

Chris はこの視点を踏まえた上で、GTD であれ、どんな仕事術を使っているのであれ、結局のところ根本的に生産性の向上させるには「必要なことを必要な時にする習慣」ができているかというチェックが不可欠だと指摘しています。つまり、以下の二つです:

  • 優先順位:その時点で最も優先されていることをちゃんと認識して、そこからぶれないようにすること。もし関係のないウェブサイトに注意がそれたり、本来やるべきことから作業がずれているなら、それは GTD のシステムが身に付いていないという以前に、その場その場の瞬間的な「これをしたい」という欲望に対して優先順位で「待った」を書けられていない原因があるはず。
  • 習慣化:ダイエットをしようと考えて意思の力だけで続けようとしても続かない。けれども「健康を意識する習慣」が身に付いていて、それを優先させることが習慣化できていれば、ダイエット自体はライフスタイルに織り込み済みになる

たしかにこの二カ所だけでも変えることができれば、あとは全てついてくるような気がします。そして GTD などの仕事術からすべての個別の要素をはぎ取ったときに最後に残るのも、この二つであるはず。

当たり前といえば当たり前な話なのですが、この記事をきっかけとしていろんな考えがまとまってきました。

例えばちょっと極端ですが「新しいツールを取り入れるか否か」といった判断に際して「それは優先順位の高いものを片付ける助けになるか?」といった基準が作れそうに思うのです。

「GMail の新機能を使って素早く受信箱をゼロにする方法」について? オッケー、記事に採用。「少ない石けんで全身を洗う方法」?、窓から放り出してしまえ!

うーむ。ますます「ライフハック」のブログではなくなりはじめていますね…。

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  • http://sakuraicatshop.blogspot.com/ Catshop

    まさに、最近自分が考えていたことを直撃した言葉だったので、とても納得がいきました。つまりネットであれ、GTD であれ、Firefox であれ、新しいウェブサービスであれ、その豊富さと便利さは疑いようがない一方で、「それは何を解決するためのものなの?」という部分について進歩と反省がないままにツールとシステムが先行しているばかりでは、生産性はまったく向上しないというわけです。

    切り込む角度がちょっと違うような気もしますが、ジャパネットたかた的な視点を持てるかどうかってお話だと思いました。

    メディアを通じて、彼らがモノを売り込むときには製品の仕様や機能などではなく、徹底的に『それを買うことによって、どんなシアワセが手に入るか?』を語りますよね。

    ところが、ボクらが製品やサービスを語るときには、どんな機能があるか, どんなコトができるって点から出発してしまいがち。特に、その製品や分野, 技術に詳しいほど(でも技術屋さんに限らず)、そういう傾向が強くなる。

    ものすごく極端なことを言うと、全ての製品とサービスは我々の生活を豊かにするために存在すべきであって、その視点が欠けてしまっては意味がない、というコトなんですよね。それを忘れちゃいけないってコトなんだと思いました。むしろ、その着眼それ自体がライフハックかも(笑)。

    余談ですが、最近読んだ漫画でまるいち的風景という『人型だけどしゃべらない, 表情もない、持ち主が実際に屋ってみせた動作を繰り返すことしかできない』ロボットが製品として出た社会の風景を描いた作品があるんですが。その中にこんな台詞があります。

    「人が機械に合わせるんですか?」

    この台詞を、技術には暗い, ビジネスセンスがあるわけでもない、いわゆる文系の男の子がさらりと言う。あぁ、なるほどなぁと思うところがありました。

    ──あ、ちなみにこの漫画、ボクの紹介だとバリバリのSFコミックみたいですが、ラブコメも充実した少女漫画です。

  • http://sio-impression-blog.blogspot.com/ Sio

    研究者として自分のテーマを考えるとき、指導教官たちによく言われたのは、

    「それができると(わかると)、何が嬉しいか?」

    ということでした。コンピュータサイエンス系の学科特有の「ツッコミ」であったのかもしれませんが、自分の研究を振り返る上では、とても強力な質問だなと今でも思います。

    なんだかその話と根っこが同じように思いました。それが実現出来ると何がいいのか、誰がどう嬉しいのか?という問は常に持っていても良いのかもしれません。

    思考をハックすると思えば、ライフハックのブログと言えるのでは?

  • http://blog.goo.ne.jp/00kani-azuuri00 00kani-azuuri00

    はじめまして。
    日々是新 不能日々戻の中の人です。一度名古屋のセミナーにお邪魔しました。

    私も、最近の流れに疑問を持っていまして、いろいろ悩まなくていいのに
    考えました。
    で、当ブログで、自分なりに、lifehackを再定義してみますた。
    コメントいただけると幸いです。

  • http://lifehacking.jp mehori

    うちの先生も(自分も)よく言います…。「何が嬉しいの?」って。(笑)

    > 思考をハックすると思えば、ライフハックのブログと言えるのでは?

    まさにそう思って、ゆっくりとテーマを変えつつあります。
    なんだかますます「便利」よりも、「変化を作り出すには?」ということをテーマにしたブログにしてゆくことになりそうです。

  • http://blog.goo.ne.jp/00kani-azuuri00 00kani-azuuri00

    はじめまして。
    名古屋のセミナーにお邪魔していたものです。

    私も最近、lifehackの再定義が必要と思い、
    自ブログに書かせていただきました。

    ご意見いただけると幸いです。