新しい「知的生活」についての本を作ります
現在進行中の書籍の原稿もあるのですが、こちらが次第に収束に向かい始めているので、同時並行で次のプロジェクトの構想を練り始めています。
執筆期間としては2年を想定し、2018年にビジネス書として執筆した「知的生活」の話題をもう一度真面目にリサーチするつもりです。
そもそも「知的生活」という言葉は高尚に聞こえすぎますし、なにか頭のいいことを目指しているイメージがありますが、私が目指しているのはもちろんそうしたものではありません。すべての余計なものを剥ぎ取って基本的な部分だけを見つめるなら、「知的生活」とは「自分の考えを持つための習慣」と言い換えてもよいものです。
これがよくよく突き詰めると難しく、ふだん自分が自分の考えらしいと思い込んでいるものにはかなりの部分に他人から、環境から、境遇から受け取っている影響が含まれます。舐められまいとするあまりに勝手に背負い込んでしまう気負いや、過去の嫌な出来事に起因する偏りといったものもあります。
そして今は、生成 AI のようにプロセスを飛ばして答えを与えてくれる仕組みが世界中の情報を覆い尽くそうとしている時代でもあります。自分らしい考えを守るのは、意外に困難で、問いかけに値する喫緊の問題といえるのです。
執筆の過程を共有する
今回は、出版社の企画からスタートしているわけでもありません。今のところどこかから刊行する予定はありませんし、いま声をかけていただいてもお断りせざるをえない、あやふやな状態です。
というのも、情報収集、取材から、草稿までをある程度共有しつつ、あらかじめ結論を定めずに執筆して、どこに向かうのかにまかせてみたいというのが今回の企画の根っこにあるからです。
ただ、すべてをフルオープンにしてもコントロールが難しくなりますので、ひとまずこの企画関連の話題は note のメンバーシップ「めほりの知的生活サークル」で不定期にシェアしてゆくつもりです。ひとまず、現時点での計画や章立ての原案などを以下の記事にまとめてみました。
新しい「知的生活」についての本を作ります | めほりの知的生活サークル
自分でもどこにたどり着くのかわかってはいない旅路なのですが、きっと面白い話題であるとご期待いただいて大丈夫かと思います。
本格稼働は2026年から。ご一緒できれば嬉しいです。
