Raindrop.ioのiOS/iPadOS版がネイティブアプリに。いくつか便利な新機能も
Pocketから乗り換え、いまメインで利用しているブックマークサービス Raindrop.ioはデスクトップ版もモバイル版もデザインも洗練されていて使いやすいのですが、このたびiOS / iPadOS版のアプリが大きく刷新され、Swiftで実装されたネイティブアプリになりました。
Raindrop.io のモバイルアプリはもともと React Native で書かれていたのですが、iPhone / iPad 上のウィジェットが使えない、OS との連携が弱い、バッテリー消費が激しいなどのデメリットがあったため、いちから作り直したのだそうです。
そして今回のアップデートでいくつかの改善が導入されています。
Masonaryビューできれいに一覧
Raindrop.ioはウェブページの取得や表示が上手なのでリストのビューやカードビューで一覧表示していても目を喜ばせてくれるのですが、そこに入れ子になったカードで表現された Masonary ビューが追加されました。
一時保存しておいたリンクをざっと見て、好きなものから読んでいくときに使うとよさそうです。
Safari拡張機能が便利に
読んでいるウェブページをRaindrop.ioに登録したいと思ったときに、ブラウザの共有機能を使うこともできますが、iPhone / iPad の Safari を主に使っているなら、URL バー部分にある拡張機能を使うことでも登録ができます。
このとき、Raindrop.ioではブックマークを保存するコレクションを選択して整理することができるのですが、以前の保存傾向から判断して自動でコレクションを提案してくれるようになっています。
共有機能から直接ハイライトを保存
Raindrop.ioのにはウェブページの一部分をハイライトしてしてブックマークする機能がありますが、それが共有メニューから直接利用可能になっています。
たとえばこのように、ウェブページの一部分を選択し、共有メニューからRaindrop.ioを指定すると、ブックマークに Highlight という項目が追加されています。
Raindrop.io側で保存されたウェブページを閲覧する際にも、ハイライトが保持されているのがわかります。
Android版は今後
いままでRaindrop.ioではところどころ動作が怪しい箇所があったのですが、ネイティブアプリ化することで期待通りに操作できるようになった印象があります。
今回のアップデートは iOS / iPadOS 版についてですが、Android 版は今後リリースが予定されているそうです。また、ユーザーの要望が多いブックマークに対するメモを編集する機能も現在実装中らしく、いよいよブックマークアプリとして誰にでも勧めることができる、充実したサービスになってきた気がします。
Raindrop.ioは無料のベーシックプランもありますので、ぜひ試してみてください。