HHKBキーマップ変更ツールのMac版が提供開始。これでファームウェアも更新可能

昨年登場したHHKB(Happy Hacking Keyboard)のHybrid Type-S、Hybrid、Classicの三種類のキーボードにはWindowsではキーマップ変更ツールが提供されていましたが、発売当初Mac版はまだ開発中とのことでした。

このキーマップ変更ツールはファームウェアのアップデートにも利用しますのでMacユーザーは心待ちにしていたのですが、先日ようやく、PFUからリリースされたとの連絡を受けました。

というわけでふだんあまり気にせず利用していると忘れがちですが、MacでHHKBを利用している人は忘れずにインストールして、最新のファームウェアにアップデートしておきましょう。

キーマップ変更ツールのインストールと使い方

キーマップ変更ツールはPFUのサイトからダウンロードしてインストールします。また大事な点ですが、ツールを利用する際にはBluetooth接続ではなく、キーボードを有線接続しておきます。

キーボードを接続し、「Happy Hacking Keyboardキーマップ変更ツール」を起動すると、このような画面でツールが起動します。ちゃんと接続されているキーボードの詳細な種類も認識していますね。ここで、キーマップの変更をクリックしてみましょう。

すると、上に現状のキーマップとDIPスイッチの状態を示した画面、下にこれから加える変更点についての画面が出てきます。

DIPスイッチは機械的なものですのでここでは変更できませんが、せめてDIPスイッチの意味がマウスオーバーで表示されると嬉しい気がします。現状ではスイッチの状態だけがわかるようになっています。

キーマップを変更するには、上のキーボードの画面で変更したいキーをクリックし、下の画面でどのキーに割り当てたいかをクリックします。

Functionなどに割り当てるキーは変更不能なように、警告も出るようになっていますし、すぐにもとに戻すことができますので大胆に変えてみてもいいでしょう。

変更後は、「HHKBに書き込み」のボタンをクリックすることで、実際にキーボードに割り当てが書き込まれます。

ファームウェアの更新を行う

今度はファームウェア更新をおこなってみましょう。最初の画面で「キーボードファームウェア更新」のボタンを押してみます。

すると、ファイルを指定する欄がでてきますので、先程のサイトからダウンロードできるファームウェアを指定して更新を行います。

あとは、さきほどキーマップを変更したときと同じように、HHKBに書き込みを行います。時間にして1-2分ほどかかりますので、この間にキーボードを外したり、アプリを落としてはいけません。

これで完了です。この時点でケーブルを外して、Bluetooth接続にして問題ありません。

ときどき、HHKBには不具合や、微妙な調整が加えられていますので、ときにはファームウェアが更新されていないか確認するようにしましょう。

PFU
堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。