Evernote β版 エディタでやりなおしてみませんか
なんだか最近はEvernoteの話題を聞くことも少なくなってきましたが、YouTubeでCEOのイアン・スモールさんが慣れない動画撮影で頑張っている通り、背後では地味な改善が進んでいます。
先月はサーチ関連がどのように改善しつつあるかといった紹介があって、うんうん、こういうのでいいんですよこういうので、と思ってみていたりします。
また、モバイル版の見た目の統一、タグの統一、スケーラビリティーなど、地味な部分がどんどんと良くなっています。革命的ではないかもしれませんが、なんだか最近ラクに使える気がするという瞬間がふえているわけです。
今年の5月にはβ版エディタが一部ユーザーに公開されていましたが、おそらくもうほとんどの人がオンにできる状態になっているのではないでしょうか?
もしまだ使ったことがなければ、ぜひいちどEvernoteのウェブ版を触ってみてください。「Evernoteって、ウェブで使ったほうがいいのでは?」と思うくらいに気持ちのいいことになっています。
すこしデザインがスッキリしていていて、タグが下にあるのが目立っていますが、チェックボックスが緑色になっていたりといった細かい違いもあります。
機能的には右上の挿入ボタンからかんたんに要素を追加することができます。このあたりはまるでWordPressのブログを書いてみるみたいですね。
複数色のハイライト機能は、最初きいたときにはあまり必要に思えなかったのですが実際に使ってみると用途別に色を選べますし、青にしたい資料もあれば緑がいいという資料もあるので実はありがたい機能でした。
チェックボックスも、見た目だけでなく利用の仕方も便利になっています。これは、ちゃんとEvernoteのなかでリストも資料も同時に管理できるではないですか。とてもありがたい。
そして触ってみるとわかるのですが、非常にレスポンスがよいのと、機能で迷うことがないところが道具としてよい仕上がりになっています。
最近は一部の情報についてNotionを使うことも多いのですが、Notion は非常に高機能であるものの、目的の操作のために必要なクリック数が多くなりがちという欠点があります。メモツールとしては、高機能という部分が操作性の足を引っ張っているわけですね。
逆にEvernoteはメモという部分がもっと強いので、Notionのようにデータベースを作る利用ケースに対しては弱いのですが、それは棲み分けということでしょう。
いまEvernoteは検索機能の整備にむけて動いているようで、これが終わったらいよいよ次のステージということなのかと思います。検索のβ版も利用できるようになったらまたご紹介しましょう。