安くて有能なモバイルバッテリー、cheero Stream 10000mAhでPower Delivery生活にシフト

そろそろパソコンや周辺機器機器でも、USB Type-C Power Deliveryに対応しているものが多くなってきました。

手元だと、MacBook、iPhone、iPad、Ricoh GR III、GoPro Hero 7といった機器ですが、どれもがUSB Type-Cの接続に対応しており、PD 対応のアダプタを使えば高速充電が可能になっています。

そこで従来使っていたモバイルバッテリーも PD 対応のものにゆるやかにシフトしつつあるのですが、この分野ではすっかりおなじみの cheero が各種用意してくれています。

私がメインで利用しているのは cheero Power Plus 5 で、モニター用にいただいたものに加え、自分でも一台を追加してバーターで常に持ち歩いています。

この機種についてはまたあらためてご紹介したいと思うのですが、さらに一般向けでコストパフォーマンスの高い機種が発表されていました。それが cheero Stream 10000mAh です。

こちらがレビュー用にいただいたもので、ブルーとネイビーブルーの2種類あるうちの、ブルーの方です。

往年のcheero Energy Plus を彷彿とさせるすっきりした板状のデザインに、一筋の「ストリーム」の模様が入ったのが特徴となっています。

充電開始のためのボタンは側面についており、上面には USB Type-Aと Type-Cの端子が1個ずつ、そして1%刻みで残量を表示するインジケーターがあります。この2つの端子は、同時に充電に利用することができます。

USB Type-C の端子からは Power Delivery 18Wでの給電と、PD対応のアダプタがあればバッテリー本体の急速充電が可能です。

逆に、Type-A 端子の側を使って本体の充電はできませんので、もうこのへんで PD Charger を買ってしまいましょう。この充電スピードを体験すれば、おそらく後悔はしないはずです。

バッテリーはそれこそ cheero でなくても数多くありますので、もちろんこのデザインや機能を気に入った人向けの製品なのですが、いくつか推薦できる理由があります。

  • cheero 自身から十分にテストされた Power Delivery 対応のアダプタとケーブルが各種販売されています。Type-C ケーブルは PD 対応しているかといった心配があるのですが、ここでまとめれば気にする必要がありません。
  • 17mm の薄さ、255g の本体重量というバランスが、女性のバッグにも入れやすく持ち運びやすいサイズになっています。
  • Power Plus 5 が 3480 円なのに対して 2580 円と、かなり安くなっています。容量に対するコストパフォーマンスはかなり高いでしょう。

最後の点については、本家サイトで「定価5980円」と「販売価格2580円」という、よくわからない数字が列挙されています。なんですかその差は…。

理由はきいていないのですが、ひょっとしてこれ売り切れたらもう手に入らないやつでは、などと想像してしまいます。

スマートフォンやタブレットのバッテリーが大容量化するにつれて、端末の充電時間がどんどんと長くなっていますが、これを解決するのが Power Delivery です。

そして、だいぶモバイルバッテリー、アダプター、ケーブルともに価格が下がってきていますので、このあたりですべてを PD 対応で買い直すことで、かなり快適に毎日の充電を回すことができるようになります。

この際ですので、コストパフォーマンスの高い cheero Stream を軸に、PD 環境を揃えてみてはいかがでしょうか。

このあたりのアダプター、ケーブル、バッテリーのラインナップについてはまた記事をあらためて紹介しておきたいと思います。

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。