「Scrapbox情報整理術」について著者の倉下忠憲さんに聞く
Scrapboxをなんと表現すればいいのでしょう? それは最も簡単な表現なら「リンクができるメモサービス」になるのですが、そのリンクでできることがあまりに多様なので、これを単にメモサービスと呼ぶのは気が引けてくるほどです。
Scrapboxは個人的なWikiのようにも使えますし、メモによって情報のつながりを保存しておくことができる場所でもあります。単なるメモから、ホームページやブログをこれで運用する人がでてくるほどに、その意味合いは人によって違います。
これまで多少利用していたのですが、Scrapboxについてあまり積極的に書いてこなかったのには「手数がかかりすぎる」という理由がありました。なにもかも、自分で書かないといけない。自動的にクリッピングできたり、任意のファイルを挿入できたりしませんので、記述できる内容に限界があってそれを回避するのに手間がかかりすぎるといった点です。
しかしその柔軟なリンク方法はとても魅力的で、かつてmacOS用のアプリVooDoo Pad を利用していたときのような爽快感がありますので、ツールとしては捨てがたいのも事実です。
Scrapbox面白いけどなにに使うのがいいのかなあと思っていたところに、ブログ R-Style の倉下忠憲さんによる「Scrapbox情報整理術」という本が出版されました。
というわけで今回は特別に、著者本人に話をうかがいまして、このツールと書籍の魅力について語ってもらうことにしました。倉下さんによる、この本の想定する読者、Scrapboxとはどんな手触りのツールなのかという解説、ポッドキャスト形式でどうぞお楽しみください。
さて、番組内でも紹介していましたが、Scrapboxについては2つのイベントが準備されているところです。片方はScrapboxの開発元が主催しているミートアップで、もう片方はセミナーです。
わたしも片方か両方か、できれば行きたいと思っているところです。座席に限りがあるようですので、お早めに。