最後のライフハック本(2)「時間を味方につける」

現在執筆中の「最後のライフハック本」プロジェクト、第二章のテーマは「時間管理」です。

もっとも、この章を2章にするか、1章にするかはまだぎりぎりのところで決めていません。というのも、タスク管理と時間管理というものは同じコインの逆側のような関係になっているからです。

タスク管理が「やるべきこと」を管理しているのにたいして、時間管理は「いつやるか」を管理しています。そして結局のところは、時間とアテンションをかせいで単位時間あたりの生産性をあげたり、ストレスを下げることが重要になるわけです。

2章でまず最初に、ライフハック初心者向けに数項目用意したテーマは、「時間を意識する」というものです。というのも、意外に私たちは20分を20分として、1時間を1時間として意識しておらず、なんとなく時間を割り当てているところがあるからです。これをタイマーをかけることで徹底して、「2分ではこれはできるけれども、これはできない」「5分あればこれはできる」といった意識の物差しをもつとことから始めています。

そこから話題はいわば定番の時間管理ハック、80:20の法則を適用するための方法といった話題に入っていきます。ライフハックが一番好み、この10年さまざまな話題がでてきたものを網羅するように題材を集めているところです。

この章にはまた、先送り防止という大きなテーマも入れてあります。これは元々このブログが最初始まったときに紹介していた Niel Fiore 博士の “Now Habit” (邦題「戦略的グズ克服術」)の話題や、スティーブン・プレスフィールドの「War of Art」などの魅力的な考え方も再訪することができるはずです。

さて、機能はタスク管理に関してツイッターできいたところ、さまざまな示唆に富むお返事をいただくことができました。意外にタスク管理アプリを離れて紙をベースにしている人が多くなっていること、習慣となった手法はやはり強いといったことが見えてきて、いまそれを本の中の項目として取り入れるならどうすればいいか検討中です。

今日も、2章について質問をさせていただければと思います。

ライフハック本、2章は「時間管理」の話題です。時短術、時間効率化のテクニック、大きなプロジェクトを予定通り実行する方法についてなどですが、みなさんがふだん手放せない、時間をうまく使うためのテクニックはなんですか? #最後のライフハック本

— 堀 E. 正岳(ほりまさたけ) (@mehori) 2017年8月10日

または、このブログの問い合わせフォームを使っても、私の直接メールが届きますので、ツイッターを使っていない方はそちらもご活用ください。

明日は3章、の説明にするか、それともちょっと飛ばして5章にするか。進捗次第で考えたいと思います。

急げーーー!

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。