iPhone 7は見送って、いまのiPhone を3年使うためにできること
iPhone 7 の発表が予定されているアップルイベントが迫っており、さまざまな情報のリークが始まっています。
今年はヘッドフォンが無線になる、デュアルカメラが搭載されるといった大きな変化もある一方で、フォルムはiPhone 6に酷似しており、ブレークスルーは少ないという、期待感を低めに抑える情報も流れています。
すべては発表次第ですが、もしiPhone 7が期待するほど大きな変化ではなかった場合に悩むかもしれないのが、ヘビーに利用しているiPhone 6 / 6 Plusユーザーで、買い替えを検討していた人たちです。
発売から2年目が経過していますが、買い替えを先送りにして来年まで待つべきでしょうか? すべては新製品次第という部分もありますが、買い替えの判断する一つのポイントはバッテリーの消耗度です。
アップルケアでバッテリーを交換
先日まで、私のiPhone 6 Plus はバッテリー残量が30%になるといきなりシャットダウンするということが多くありました。
アップルケアの期限が9月中旬に迫っていましたので、時間が残っているうちにとアップルストアで診断をしてもらったところ、充電回数は1000回近く、新品に比べて70%の性能しか出ていないという数値がでました。
バッテリー残量が30%でシャットダウンするという印象は、消耗度と完全に一致していたわけです。仕事でもたくさん使っていますが、特にイングレスとPokémon GOの影響がすごい気がします…。
アップルケアの期間中だったということもあって、無償のバッテリー交換となり、これでまたじっくりと超時間使用できる、快適な環境になりました。保証対象外であっても、9400円で交換が可能ですので、もしここまで消耗しているなら、「車検」のようなものだと思って交換してもいいでしょう。
このタイミングでのバックアップ・復元も有効
もう一つ困っていたのは、システムのかなりの負荷です。アプリのインストールに1つあたり何分もかかる、クラッシュが多いなど、使用感が著しく低下していました。
これについて、アップルストアで担当者に「工場出荷状態にしてから復元するのではなく、ゼロからiPhoneをもう一度設定してゆくほうがスピードは改善されるか」と質問したところ、答えは「いいえ」でした。
「なんらかのエラーや不具合が蓄積している場合、バックアップをとってからiPhoneを工場出荷状態にして復元することで、ほとんどの場合直ります」とのこと。
これについても、バッテリーを交換するついでに完全に出荷状態から復元をしたところ、インストールの問題、度重なるクラッシュ、GPSの不安定さは私の環境の場合消えてくれました。いまは新品同然のiPhoneにとても満足していますので、相当のことがない限りiPhone 7には移行しない心境です。
保証期間外になるリスクだけは注意
一つだけ注意して使いたいとおもっているのは、液晶割れなどの修理です。アップルケア・プロテクションプログラムに入っていても、期間は2年で終了ですので、使用不能になるまで壊すことがないように、注意深く使用しないといけません。
多くの人が、9/7(日本時間8日未明)の発表を待っているところですが、そろそろiPhoneも買い替えサイクルは落ち着いてきた感もあり、ヘビーユーザーでも、こうしてメンテナンスをして長持ちさせるのもありでしょう。