MacBook Pro のファンが止まらないので掃除とSMC (システム管理コントローラ)リセットをしてみる
先日から、このブログを主に書いているメインマシンである MacBook Pro (Retina 15 inch)のファンが回りっぱなしで、「アクティビティモニタ」を使って負荷のかかっているプログラムがないことを確認しても回転数が落ちないという状態に悩まされていました。
もうこのマシンを使い始めて数年になりますし、これは内部に相当の埃が溜まっているのだろうということで、内部のクリーニングと、ファンなどの管理をおこなっているSMC (システム管理コントローラ)のリセットを行うことにしました。専用の工具をそろえないといけませんが、作業時間にして15分程度です。
まず、MacBook Pro および MacBook Air の背面パネルを開くためには、専用のドライバーが必要になります。星形(Pentalobe)1.2mm ドライバーというのがそれで、1000円ほどで Amazon などで購入可能です。
technologic メンテナンスの必需品 MacBook Air 星型ドライバー 1.2mm 分解 掃除 iPadposted with amazlet at 16.07.30PENGGONG
売り上げランキング: 4,898
Amazon.co.jpで詳細を見る
MacBook Pro掃除の様子。背面のネジをとるところ。ヒンジに近い方は大きさ違うのに注意 pic.twitter.com/b8s02bGerB
— 堀 E. 正岳(ほりまさたけ) (@mehori) 2016年7月30日
これでネジをとっていきますが、ネジは小さいのと、ヒンジ近くにある2つだけは大きさが違うので注意します。
今日の MacBook Pro 掃除の様子。背面をとって、ネジは安全な場所に移動してる pic.twitter.com/xs1NVjRG9b
— 堀 E. 正岳(ほりまさたけ) (@mehori) 2016年7月30日
また、パネルはすきまなくはまっていますので、はがすのにはヒンジ近く、空気の開口部のあたりをもちあげて取り外します。
こちらが開いた様子。ジョブズが賞賛したデザインも美しい排気機構が埃でいっぱいですね。見えない部分も含めて詰まっているようです。もう4年近く使っているのですから当然です。
背面パネルも汚れでいっぱいです。こちらは拭きとるだけですぐに新品同様にきれいになります。
なかに詰まった埃はエアダスターで吹き飛ばします。精密機械ですから、エアダスターは逆さにしても大丈夫なものを選ぶのが良いでしょう。
ファンの下の見えない部分にもふかふかの絨毯のように埃がつまっていますので、しつこく吹き飛ばします。机の上でやると確実に惨事になりますので、どこか埃が散っても良い場所でやりましょう。
というわけできれいになりましたので、背面パネルをとりつけます。先ほどのネジのうち、小さいものをヒンジ近くに使うようにして、しっかりと取り付けます。長さを間違えるとネジの頭が飛び出して机を傷つけることにもなりますので注意します。
SMC (システム管理コントローラ)リセット
内部をきれいにしただけで状況が改善するならよいのですが、長い間このように運用していた我が家の MacBook Pro は SMC (システム管理コントローラ) もリセットしてあげて、ファンの管理を初期状態にもどしてあげます。
-
MacBook をシステム終了
-
キーボード左側の「shift + control + option」を押しながら電源ボタンを押す
-
キーを放し、電源を入れる
この手順を、電源アダプターに接続した状態で行います。多くの場合は、この手順でファンの異常は収まるでしょう。
今回の作業の結果、当方の環境ではファンの動きがピタリと止まり、久しぶりに書斎が静かになっています。どこにでものっている情報ですが、数年後にはまた何らかの形で行う作業だと思いますので備忘録的に。
サンワダイレクト エアダスター ノンフロン 逆さOK グリーン購入法適合 エコタイプ 200-CD017posted with amazlet at 16.07.30サンワダイレクト
売り上げランキング: 36,830
Amazon.co.jpで詳細を見る