次のゲリラ豪雨は、降雨レーダーで避けよう
今日は関東を中心に激しい雷雨が通過して、ツイッターのトレンドが一時、雨関係のものばかりになるということがありましたが、雨自体を止める方法はなくても、効率的に避ける方法はいくつかあります。
以前も紹介しましたし、もうやっているひとも多いかもしれませんが、最近の天気関連のアプリならば必ずといっていいほど備わっている「降雨レーダー」の画像をみて雨がくるまでの時間、通り過ぎるまでの時間を見積もるというやり方です。
たとえばこちらはウェザーニューズのアプリでみた画像。データ自体はほぼ共通ですので、どのアプリをみても描画のしかたやインターフェースが違うだけで、あまり違いはありません。
たとえば現在地を緑の丸として今日の雷雨の動き方をみていると、東京の西にあった降水帯が、30-40分のあいだに距離を詰めてきているのがわかります。降水の強さも真っ赤なものが弱まることなく動いてますので、減衰してきえることはあまり期待できませんね。
雷雨が起こりがちな、大気の不安定な日に注意したいのは、横浜付近にみえるような、急発達する降水帯です。これから外出するというときにこうした小さな雨雲をみつけたなら、次のデータがやってくる10分後くらいまで待って、雨雲が成長しているかどうか、その進行方向を見ておくのも有効です。
予測画像は場合によってはあてにならない
レーダー画像を表示しているアプリには未来の予報を表示できるものもありますが、移動がわかりやすい前線ならともかく、そこら中で雨雲が立ったり、一箇所に嵐が停滞しているときにはあまり精度が高くありません。やはり過去の動きから、なんとなく見積もるほうがよかったりするのです。
慣れてくると、「あと20分で雨の中心が通りすぎるのでそれまでに駅にいき、移動している間に目的地が晴れるので傘はいらない」といった判断もできるようになります。あてが外れることも多いですが。
レーダー画像は便利なだけでなく、気象の専門家にとってもさまざまな知見を与えてくれるものでもあります。天気予報の「晴れ」「雨」より一歩踏み込んだ世界を楽しんでみてください。
参考: