Audibleがポッドキャスト配信に進出。新サービスChannelsを開始

オーディオブックサービスの Audible (オーディブル)には2種類あります。日本で開始している、オーディオブックが聴き放題のストリーミングサービスの Audible と、元々存在した、米 Amazon に買収されたダウンロード型のオーディオブックサービスである Audible です。

私は後者のファンなのですが、このほど、こちらの米 Audible が長編オーディオブックだけでなく、短いニュースやポッドキャストなどを配信する新サービス、Channels を開始しました。

短いポッドキャストやニュースといえば NPR (National Public Radio)が有名ですが、そことは少し毛色の違うサービスとなっています。あ、もちろん英語です。

短いコンテンツに活路を見出す

Channels には New York Times、Wall Street Journal、USA Today といった主要紙の記事の抜粋のチャンネルや、メジャーなポッドキャストからの抜粋、オリジナルのコンテンツなどが盛り込まれています。

どれも、数時間かかる本ではなく、数分からせいぜい1時間で視聴可能な、比較的短いコンテンツであるというのが特徴です。

skitched-20160713-014108.jpg

たとえばこのような、メジャーな新聞や雑誌のプレミアムコンテンツもありますし、

skitched-20160713-014138.jpg

「H.G. ウェルズを聴く7日間」といった、より深い世界への導入となるコンテンツも存在します。その他にも「瞑想のしかた」「小さな怪談」「時事問題をかみくだく」といったものもあって、さすがにラインナップが豊富です。

Channelsは現在会員の人には無料で、Channels のみを購読する場合は 5 ドル程度で利用可能となります。5 ドルなら安いといえるのではないでしょうか。

英語学習に最適な Audible

英語にはそれなりの自負がある私ですが、実のところ、アメリカの高校を卒業したあたりでの私の英語力はひどいもので、だいたいの学習はその後独力でやってきました。主にテクノロジー系の話題を読みたいあまりに大量に読んでいたというのが実情なのですが(笑)

Audible はそうした、大量に、浴びるように英語に触れるのにはよい環境です。そして常に新しいコンテンツが配信されるサービスが 5 ドルなら、これはお得といっていいでしょう。

問題は、興味を持って毎日のように聞きたくなるチャンネルがあるかどうかです。まずは一覧表をチェックしてみて、これは聴きたいというものがあるかどうか調べてみてください。これはハマりそうだという番組があれば、短時間オーディオコンテンツの世界に飛び込んでみるのもよいと思います。

最初は大変かもしれませんが、ぐんぐんと英語の聞き取り能力がのびてきますよ!

skitched-20160713-020155 Aubible.com

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。