Periscopeが生放送動画の保存に対応。まずは #save をタイトルにつけたものから
ツイッター社の生放送プラットフォーム Periscope には当初二つの特徴がありました。まず、動画が縦であること、そして撮影された放送は24時間たつと消えてしまうという点です。
現在では Periscope で横向きの動画を作成することも可能ですが、ふたつ目の特徴(というよりも、制限?)もようやく撤廃されることになりそうです。
創業者の Kayvon Beykpour が Periscope放送で告知をしているところによれば、パブリックベータ、つまり誰でも利用できる形で、生放送をアーカイブする機能がテストされているとのことです。
生放送を任意の期間保持したい場合は、放送時のタイトルに「 #save 」をいれるだけでよく、放送終了後無期限で保存されるようになります。ベータが終了後、ユーザーがつけたこの「#save」ハッシュタグは削除されるとのことです。
Facebook, SnapChat を追撃
この動きはもちろんアメリカを中心として Facebook Live を全ユーザーに提供し始めた Facebook に対抗するものですし、一定期間後に消える仕様でユーザーを伸ばした SnatChat がその後それ以外のフォーマットも試していることにも追随しているといえます。
一方、Youtube にはそちらでも独自の Youtube Live 機能が存在しており、今後生放送の分野も競争が熾烈になりそうです。大事なのは、Perisocpe はスマートフォンが起点であり、消費の中心であること。Facebook live はあくまで Facebook のなかに存在するものであること、そして YouTube はもっと広汎な利用をカバーしていることです。
Periscope は一時期のツイッターがそうであったように、事件や出来事の生の雰囲気を伝えることに長けています。ツイッターから直接開くことができるというのも、その側面を強めていますね。
Periscope に興味があるけれどもこうした制限が気になっていたというかたはぜひこのチャンスにまた試してみてください。