EvernoteからOneNoteに移行するツールをマイクロソフトが公開
Evernoteのクライアントは、Mac OS Xでも、Windowsでも提供されています。しかしWindows版のEvernoteはOS Xに比べると開発のスピードが多少遅めだというのは、利用者の間ではあきらめとともに受け入れられているところがあります。
私の観測範囲でもWindows版への不満から他のオプションを選んでいる人をときどきみます。そうした人向けに、マイクロソフトがEvernoteからOneNoteへの移行ツールを提供し始めています。
それぞれのアカウントを接続し、クリックひとつで移行できる手軽さです。
Evernoteを、もっと簡単にしてほしい
Evernote「ライフスタイル」アンバサダーを拝領している私ですが、もちろん読者向けにEvernoteのメリットなどを知らせるためには競合も知らないといけないわけで、OneNoteをときどきは利用して比較しています。
主にiPhoneから使用するのですが、まだEvernoteに比べてOneNoteはエディタの機能が不安定で、フォントの表示もおかしいなど、使い方に特殊な面があります。また、情報が多くなってきたときに整理するすべがEvernoteほど洗練されていない気がします。
ただ、Evernoteよりもシンプルである。その一点においてOneNoteを好む人がいるのもわかります。そしてEvernoteにはぜひこの点を見習ってほしいなと思うのです。
現在のEvernoteはやはり多機能すぎる面があります。極端な話、私はWeb2.0 的な時代のなごりである「タグ」はやめてしまってもいいのではないかという気がしています。ノートブックのスタック機能も、複雑さを増やしているだけのようにみえます。
ノート、ノートブックと、ノートリンクだけ。きっとこれだけでもEvernoteは良い気がします。そしてスマートフォンアプリを、Instagram なみに簡単にすること。もうすでに、なにか背後で開発していそうなのですが、果たしてどうなのか。
沈黙をまもっている CEO クリス・オニール氏は、この OneNote からの挑戦にどう応えるのでしょうか?