World Domination Summit 2015へ出発
年に一度、ポートランドで開かれるプロブロガーと起業家の祭典、World Domination Summitの季節がやってきました。
WDSは今年で5回目。最初は500人だけだったこのイベントも3000人もの参加者が世界中から集まる巨大なイベントになりました。
WDSをご存じないという人のためにも、繰り返しになりますがその理念や、どんなイベントなのかを紹介しておこうかと思います。
World Dominationとは
「世界征服」というとちょっと物騒に聞こえますが、これはブロガーのクリス・ギレボーがマニフェストの形で提唱したものです。
規範にとらわれることのない、小さなビジネスで自由に生きながら、その活動が広く世の中のためになるようにアライメントをとっている、そんな人は自分だけの小さな世界征服を実行しているも同然だという言葉です。
WDSはそうした理念に共鳴した、ブロガーや起業家、芸術家やふつうのビジネスマンなど、多くの人が世界中から集まります。
何が行われるの?
WDSはメインの2日間、メインステージにおける基調講演がおこなわれるほかに、さまざまなワークショップやミートアップが開催されます。
起業家向けのアドバイス、出版を考えている人のための集まりなどといった真面目なものから、ビジネスを営みたいと考えている主婦、芸術家むけの集まり、あるいは世界中を旅する冒険者向けのミートアップもあります。
それ以外にもヨガをやるだけの催し、ランニング好きな人の早朝ランニング、世界記録を作るためにさまざまな活動をする(今年は大人数でのパンケーキ会だそうです)といったアクティビティがあります。
WDSを楽しい場所にしているのは、基調講演よりも、心を開いてしゃべることができる参加者たちであるといえます。ここに来る人々は、他の参加者とすぐにうちとけて、自分のビジネスや人生の野望について語り合い始めます。
年に一度、「同好の士」とこころゆくまで話すことができる、そんな素敵なイベントなのです。
今年は5回目、ひとつの節目が
こうして書くと、「意識の高い」人々が集まってお互いの背中を叩き合うだけのイベントのようにも見えますし、実際多少はそういう面がないわけではありません。
でも、自分が人生に対してつつましく持っている小さな野望や希望を、すぐに批判されたり冷笑されることなく話すことができる機会はまれです。
WDSに来たからといって何かがすぐに変わるわけではありません。しかし、同じように模索する大勢の仲間たちに会うことで、心のどこかに、明日もがんばろうという勇気が与えられるのです。
今年も、WDSがやってきます。その様子を、ここから数記事でご紹介したいと思います。