世界初のダイソン旗艦店「Dyson表参道」で体験してほしい3つのこと

いつもお世話になっているダイソンから、世界初の直営店が東京の表参道にオープンすると聞きまして、そのオープニングレセプションを訪問しました。

ダイソンといえば掃除機ですが、そのブランドイメージは「吸引力が変わらないただ一つの掃除機」といった有名なコピーで知られるようにになった「強い製品」像です。

でもこうした強いメッセージ性は、特に掃除機のように機能や効果が目に見えにくい製品については反感や疑念も生み出しがちです。「本当にそんなにすごいの?」というわけです。

その本当のところを、この店では体験できるのです。### ダイソンに実際に触れてみる

「Dyson表参道」が登場したのは表参道駅から南に数百メートル、南青山5丁目の交差点です。アップルストアからも文房具カフェからも近いので、このブログの読者のみなさんならはしごして楽しめそうですね。

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ダイソンは家電の会社なのですから、本来は家電量販店などにショップインショップとして出店するのが自然に思われます。

それでもあえて表参道にアップルストアを強く意識した店舗を開くというのは、それだけダイソンを購入するのが特別な体験で、理想的な展示がされた実際の製品に事前に触れるのが大切だからです(高い買い物ですしね)。

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こちらは先日発表された空気清浄機機能付きのファン、Dyson pure cool。PM0.1という、花粉のようなアレルゲンが砕けたあとの細かい粒子も空気中から除去することが可能なファンです。羽なし扇風機の独特なフォルムと大きさをぜひ確認してみたい製品の一つ。

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こちらがダイソンがいま提供している最強の掃除機、DC63。遠心分離機による空気中のゴミの分離があまりすごいので、フィルター側にほとんどゴミがたまることがありません。

ネットでの評判では「音がうるさいのでは?」という憶測が散見される製品ですが、これも実際に動いている所をみてみると、それほどでもないことがわかります。

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バクテリアをUV光で除去する衛生的な加湿器。これも普通の加湿器よりもはるかに細かいミストを静かに放出してくれます。

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機械の目が部屋の構造を解析して自動で最適な掃除方法を解析するdyson 360 eyeです。タイムラプスで動きをみてあげると、実に合理的な動きをするので驚くのですが、実際に動いているところは子犬みたいでかわいいものがあります。

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店の中央にはフローリング、畳、カーペットのコーナーがあって掃除機を体験できるようにもなっています。

この日店にきていたまつゆう*(@matsuyou)さんにモデルになっていただいて一枚。冒頭の写真もそうですが、さすがです。(かっこ|かわ)いい!

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ジェームス・ダイソン自身がデザインした店の中は製品が合理的に並べられていてわかりやすいのですが、ちょっと異質なのが店のまえに左右に存在する狛犬ならぬ「狛ダイソン」。

ダイソン表参道店の入口に狛犬風のダイソン掃除機あり。ここに御賽銭すると、部屋がきれいになるという都市伝説があるらしいよw #dysonjp pic.twitter.com/4rz8MO4H2I

— いしたにまさき(mitaimon) (@masakiishitani) 2015, 4月 16

こんなできたての都市伝説がまことしやかに流されているので私も10円を置いておきました。

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まつゆう*さんは500円。格が違う…!

Dyson表参道で体験してほしい3つのこと

このように、これまで話では聞くことが多いものの、実際に触れることが少なかったダイソン製品をすべてまとめて触れることができる場所というわけです。

そこでなによりもまず体験してほしいのは製品そのものです。「あのコピーは本当なのだろうか?」というシビアな目でよいと思います。

触れてみると、「思っていたよりも普通の音だな」とか「思ったよりも大きかった」といった印象が生まれると思います。アップル製品もそうなのですが、こうして専門ストアで触れた時の印象が、オンラインで情報に触れるときの背骨になっていたりもするんですよね。

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二つ目に体験していただきたいのが、いましかやっていないキャンペーンです。4月17日から7月25日までの100日間に100台のダイソン製品が当選するというキャンペーンです。

キャンペーン期間に店に行き、参加フォームに記入をするとカードキーが渡され、それを店内のカードリーダーにかざすと当選かどうかがわかるというユニークな抽選方法をとっています。なかなかないチャンスですし、私もこのカードキーは使ってみたい(笑)

3つ目に体験していただきたいのが、5月11日(金) ~ 2015年5月24日(日)の期間で開催されているハウスダスト キャンペーンです。

ヒトの皮膚は、数週間でおよそ28g程度剥がれ落ち、ダニはそれをエサとして1日に約20回フンをします。ご自宅のハウスダストを、ダイソンの最新テクノロジーを搭載した掃除機を利用して集めてみませんか。

ダストキャンペーンでは、店頭にお持込いただいたご自宅のハウスダストを顕微鏡で確認頂けるだけでなく、抽選で専門家にご自宅の寝具にどれだけのハウスダストアレルゲンが潜んでいるかを調査依頼できるチャンスがあります。

まだ詳細は発表前なのですが、自宅のみえないダニを可視化することができるのは大きいです。ダニはどこにでもいるものですが、「やはりこれだけいるんだ」という意識をもつことができるチャンスはほとんどありませんよね。

こちらも気になる方はDyson表参道のニュースレターを購読して続報をお待ちください。

見えないなにかが生活を変えてゆく

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このように私がダイソン製品について強い意見をもっているのは、この一年ほどダイソンの掃除機と空調機をレビューしていて、静かな変化が我が家に生じつつあるからです。

ダイソン製品のおかげだけとは証明不能なのですが、アレルギーがちで入院や発作を起こしていた子どもや自分自身の生活に、「ひょっとしてこれは効果が現れているのではないか?」と感じさせるよい変化が起こっているのですね。

しかしこれがなかなか伝わりにくい。なにしろダニやアレルゲンといったものは見えないもので、ダイソンの掃除機やファンによる効果もみえないものです。

買う段階では、ダイソンのエンジニアはこれほどのことを意識して、技術的なハードルを乗り越えて製品を設計しているのか!という情報を受け取ったうえで、それを信頼して飛びこむことしかできません。

目に見えないものを信じるって、なかなか大変なのですね。だからこそ、こうした専門店がその助けになればいいのではないかと思っています。

というわけで、もしお近くまで来た際には立ち寄っていただければと思います。

狛ダイソンに賽銭も忘れずに!

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。