すばやく写真を閲覧し、整理できるFlickrの新カメラロール
元祖写真共有サイトFlickrがゆっくりとですが、時代にあわせた進化をとげています。今回リリースされたのは新しいカメラロール機能で、去年の大規模アップデート以来写真の閲覧が面倒になっていたのを解決してくれます。
それだけではなく、写真を自動的にアップロードするために常時起動しておく Flickr uploadr for Mac のベータ版も登場していて、古くからのユーザーにとっては嬉しい限りです。
しかしこれが Flickr を存続させる一手になるのか?それが問題です。
新しいカメラロール
新しいカメラロールは、左側に年と月が表示されており、それにしたがってすべての写真をタイルで表示することが可能です。
スクロールすれば左側のタブも自動的に表示されている年と月に遷移しますので、年から年にジャンブすることも、写真を自由に閲覧して時間の流れを体感することもできます。
やってみるとわかるのですが、このスクロールで「この頃の写真だ」というフィーリングが認識できるのがいいのですね。
タイルには中サイズと小サイズの両方があります。これまで Flickr の問題だった表示スピードの遅さが劇的に改善していて、これならデスクトップ上で管理していた写真を、もう一度オンラインに持ち出す気持ちになれます。
写真の管理も楽になっています。あのぎごちない編集画面が、クリックして編集という2ステップになっていて、写真の数に対する編集にかかる時間が減るのがありがたい。
自由にクリックして、まとめてプライバシー設定を変えることも、アルバムに追加することもできます。また、Edit ボタンから、まとめてタイトル、日付、タグなども編集できます。
こうした機能は今の時代実に当たり前のことのように思えるのですが、完璧にできているサービスはまれなのと、やはり Flickr ほどコミュニティが広いサービスが存在しないのも事実なのですね。だからこそ、着実に改善していってほしいと思います。
新しい常駐型のアップローダーも
アップルの Photos、あるいは Dropbox の自動写真アップロードなどに対抗する意味もこめられているのだと思いますが、新しい Flickr uploadr のベータ版もリリースされています。
「ピクチャ」のフォルダ、あるいはiPhotoライブラリ、Dropbox フォルダ、任意のフォルダを指定して、そこに入ってくる写真を自動でアップロードする機能をもっており、ある程度重複も検知してくれるようになっているみたいです。
写真を大量にもっている人は、こうした常駐型のアップローダーで自動的にファイルがクラウドにバックアップされるのもありがたいですね。
このアップローダーについては、もう少しテストしてみてその使い勝手を報告したいと思います。