DropboxがついにiOS8のApp Extension機能に対応

iOS8におけるApp Extensionの登場はアプリで機能を連携することができる、画期的なできごとでした。

それまではそれぞれのアプリでDropboxやTodoistといったアプリと連携を個別にしなければいけなかったのが、統一的なやりかたで他のアプリの機能を取り込むことができるからです。

とりわけ期待されていたのが、たとえばDropboxのようなサービスにファイルを保存する機能で、これでアプリの情報はiOS端末の外にひとり歩きできます。

その期待通り、DropboxがApp Extensionに対応して、さまざまなアプリからファイルを保存できるようになっています。### 最初の設定と使用方法

もっともありがちな利用方法は任意の写真をDropboxに保存する場合でしょう。アプリ「写真」を開いて任意の写真を共有すると、最初はまだメニューにDropboxが登場してはいません。

Dropbox ext1

この「コピー」「スライドショー」とならんでいるところに、機能の一つとしてDropboxに保存する選択肢が登場するはずです。追加しましょう。

Dropbox ext2

下側のメニューを右に探して、「その他」の項目を探します。

Dropbox ext4

「その他」を開くと、その中にDropboxがすでにありますので、「Dropbox に保存」の項目を有効にします。順序を変えて利用しやすいように上にもってきておくこともできます。

Dropbox ext5

すると、App Extensionsの「Dropbox に保存」機能がメニューに表示されるようになります。

Dropbox ext6

あとは普通のファイルのようにDropbox のフォルダを選択して保存するだけです。これです、これがやりたかったんですよ!

対応アプリはまだまだこれから。注意してみていよう

ようやくやってきたこの機能ですが、まだ対応しているアプリは多いとはいえません。

しかしもともと「iPhone ではファイルを扱えない」と言われていた時代からようやく前進したことを感じさせます。

これからは、さまざまなアプリでDropboxに手軽に保存するオプションがここに登場するはずです。

いままでできなかったので、さりげなく、知らないうちに対応していることも多いでしょうから愛用しているアプリがあるなら時折共有メニューをみてDropbox を経由した近道が生まれていないかチェックしておくとよいでしょう。

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。