高速にメモを書いてEvernoteと同期できるAlternote
Evernoteは仕事場所に進化しました。それにともなって、単に情報をいれるだけでなくて、文章をここで下書きしたり、清書することも多くなっています。
私は近年徹底したシンプルさを追求してきたEvernoteデスクトップか、ウェブ版のEvernoteで文章を書くのに満足していますが、ちょっとアプリとしては重すぎるという人もなかにはいるでしょう。
そんなひとに、代替として提案できるのがEvernoteをバックエンドにしたウクライナ発のMacアプリ、Alternoteです。### シンプルで小気味のよいエディタ。それ故の制限も
Alternoteはまだベータ版が提供されているだけですので、利用するには開発元のフォームにメールアドレスを入力してダウンロードリンクを貰う必要があります。
インストールが終わって起動したら、Evernoteアカウントを入力してノートを取り込みます。
こちらがAlternoteの画面。ノートブック、スタック、ノートの一覧もミニマルなデザインの中に表現されていて美しいです。
Alternoteはあくまでノートエディタですので、文章を入力することに集中できるように設計されています。こちらは右上のフルスクリーンモードをおした時の挙動。書いている文章にだけ集中できるようになっています。
テキストの見え方は6種類のフォント、フォントの大きさ、行間で指定することができます。また、夜間モードという画面を暗くしたモードも用意されています。
最低限の編集もすることができます。ボールド、イタリック、表題、小見出し、リンク、箇条書き、チェックボックスをいれることができます。
私が使用した時点ではいくつかバグが有るらしく、H1 指定したテキストを編集しているとフォーマットがもとに戻ってしまいました。
こちらが画面を暗くしたナイトモード。目が疲れないのでいいですね。
シンプルで文章をかくことに特化したAlternoteですが、Evernoteがバックエンドですので、Evernoteでできないことは実現できない。それならば普通にEvernoteデスクトップをつかったほうがよくないか?という疑問は生まれます。
検索に懐かしさが…これはあれだ!
Alternoteの特徴の一つが高速で手軽な検索機能です。これは入力すると本家のデスクトップアプリよりも速いのではないかというスピードでノートを検索してくれます。
この動作は、ノートをとにかく作成して、検索によって過去の記録を絞り込んでゆくという使い方できるスピードです。
そういうアプリがなにかあったな…と思ったら懐かしいNotational Velocityです。
記憶の断片を入力してはセーブし、必要があれば高速な検索で絞り込んでそれを元にまた文章を作ってゆく。
どうしても本家のデスクトップアプリと競合してしまうところが難しいのですが、この高速さと小気味よさは買いたい。
Evernoteで文章を作成することが多いというひとはぜひ試してみてください。