Balance: 一日の仕事とそれ以外のバランスを可視化するアプリ
どれだけの時間自宅にいて、どれだけの時間職場にいるか。たったそれだけでも毎日の正確な情報があると、生活がどんなバランスの上に成り立っているのかがわかります。
Balanceは位置情報から「自宅」「職場」「移動」「その他」の四種類に時間を分類し、可視化してくれるiPhoneアプリです。
本家Lifehackerで紹介されていましたので、インストールして自分のふだんの行動のバランスをみてみました。
Balance Visualizes How Much Time You Spend at Work | Lifehacker### 職場で設定、Movesとの連携も
Balance の設定は、自宅、職場、通勤といった基本的な動作の際にそのカテゴリをタップするだけです。
するとその場所を認識して、自動的に時間が加算されていきます。まずは自宅と職場の2箇所ですね。
行動トラッキングアプリ Moves を使っているなら、それに連携させればさらに簡単に設定ができます。最近は Moves も以前ほど電池を食わなくなってきましたので、私も常時使っています。
Moves 上でも、職場を登録しておけば、Balance がそれを認識して作図をしてくれます。
名前はBalance、でもバランスは問題ではない
こうして設定された位置情報にもとづいて、Balance は自宅と職場にいる状況を作図してくれます。Moves と連携しているなら、過去のデータもちゃんと表示できるところがいいですね。
たとえば職場で仕事をしていた日と、たまたまいなかった日とを比較するとこうなります。職場が減った分だけ、Others が増えています。
あとはこれをバランスさせるだけでワークライフバランスが…と考えてしまいたくなりますが、その発想は危険です。
仕事と自宅の単純な時間をバランスさせれば「バランスがとれている」というのはそもそも幻想ですし、時間の中身を問わずによりよい生活を設計できるはずがありません。
むしろこれは一週間を流し見して、今週はやけに仕事時間が多い、あるいは不明の時間が多い、といったように自分の意識とのズレを可視化するためのものといっていいでしょう。
「まじめに仕事しているはず」と思っていたのが、実はうろついている時間が多かったりした場合は、自己認識とのズレの中になにか逃げている問題があるかもしれません。
今後はこれが時系列方向にグラフになったり、もっと多くの場所を登録できるようになるといいですね。
簡単で無料のアプリなので、さっと試してみるにはちょうどよいと思います。