合同イベント「無理をしなくても成果が上がる『心の処方箋』の作り方」開催しました!

ブログFind the meaning of my lifeの酒井一太さんとの合同イベント「無理をしなくても成果が上がる『心の処方箋』の作り方」が無事開催されました!

イベント中はものすごい雨が降りつける荒れ模様だったのですが、足もとが悪い中お越しいただいたみなさん、ありがとうございました。

私自身も楽しくイベントを進められましたし、酒井さんのお話も参考になることばかりでした。

まずは楽しいことを

今回の酒井さんのお話の中で衝撃だったのが、うつ病にかかった人のなかには皿の洗い方が果たしてこれで正しいのか確信がもてない、あるいは家を出た時にドアの鍵をかけるという簡単な動作でさえ負担になるという、本当に容赦のない状態のなかでもがいている人がいるという事実でした。

「やる気」という発火力を奪われ、仕事をやり遂げるバイタリティも枯渇した状態の中、せめてふつうに作業を回せるところまで工夫でもっていきたいという、切実なニーズに迫られて、酒井さんは著書にも書かれた楽な仕事の回し方を模索したわけですね。

もちろん、うつ病の症状は様々ですし、一人一人の患者ができることできないことも様々ですが、これらのテクニックがなにかのヒントにはなったからこそ、この本はロングセラーになっているのだと思います。

イベントでは酒井さんから、そんなテクニックを使う際の前提条件として、うつ病で精神的な危機に陥る前にその兆候をみつけ、回避するポイントについて話がありました。

酒井さんの場合は机の上が散らかり出すと危険信号で、バランスを立て直すためになにか「楽しいこと」をしなければいけないとわかるのだということです。

面白いのは、「机が散らかったから片付けよう」ではない点です。

机が散らかるのは、酒井さんの場合には危険信号なので、無理をして放っておいてはさらにひどい精神状態が待っているのです。

なので、その時点で無理にでも時間を作って、楽しいと思えることや、ストレスを解消してくれる作業を黙々とこなすことで、沈みかけた精神が少なくとも普通のレベルに戻ります。

これ、うつ病にかかっているわけではない人にも参考になる考え方ではないでしょうか。自分を後回しにするあまりに、いつか自分の器を壊してしまったのでは元も子もないのですから。

あなたも、無理してない?

私のパートでは、ストレスを回避したり、無理をしないために使える3つの考え方と19のテクニックという枠組みでお話をさせていただきました。

当たり前に見えることでも、実は実践が足りなかったり、繰り返すことでより高いメリットが得られるという話題でした。

スライドを公開してもいいのですが、スライドだけではなかなかわかりにくい、それぞれの小話込みでないといけない体裁になっていますので、また地方や、別の機会でもご紹介できればと思います(参加者の方には準備が出来次第シェアします)。

イベントが終わるころには叩きつける雨はやんで晴れ間が見え始めていましたが、今回参加されたみなさんの心にも、同じような日差しがさしていることを祈っています。

また次のイベントでお会いしましょう!

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堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。