IP電話アプリSMARTalkが得になる3つのポイントとその検証 [AD]
何も考えず、長年の習慣のようになっている部分に意外な無駄が隠れていたりします。
今回で紹介させていただく「電話」が自分にとってはその一例です。細かい料金について学ぶのは面倒ですし、頭が混乱します。しかし放っておくと閉めそこねた蛇口のようにポツリポツリと損をしてしまいます。
苦手な分野なのでこれまでずっと放置していたのですが、今回アジャイルメディア・ネットワークのタイアップレビューとしてフュージョン・コミュニケーションズが提供する「SMARTalk」担当者にインタビュー取材をさせていただく機会がありました。
この際ですからこの漏れる蛇口、締めてやろうじゃないか!というわけです。### SMARTalk、3つの要点
そもそもSMARTalkとはなにかというと、フュージョン・コミュニケーションズが提供する IP-Phone SMARTサービスを利用するためのIP電話アプリです。サービスの名前がIP-Phone SMART、アプリの名前がSMARTalkというわけですね。iOS と Android の両方で提供されています。
さて、細かい話に入る前にとにかく要点だけまとめてしまうと:
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SMARTalkは初期費用、月額料金、留守電サービスがすべて無料。つまり使った分だけ課金される
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SMARTalk同士は無料。国内の携帯電話、固定電話への通話料が一律で8.4円/30秒、と安くなる
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特に国際電話の場合に便利で、30秒8円とさらに安くなる
という特徴をもっているのだそうです。1つずつみていきましょう。まずは仕組みです。
1. SMARTalkの仕組み
IP-Phone SMARTはIP電話、いわゆる050番号を使うサービスです。通常、スマートフォン同士、あるいは固定電話への通話はキャリアの通信網を使いますが、料金的にはここがネックになります。
そこでインターネット上のIP電話網を利用すれば、SMARTalk同士ならば無料に、携帯電話や固定電話への通話もキャリアの通信網を使わないので安くすることが可能になるというわけですね。
ここで他の 050 サービスとの大きな違いは、SMARTalkの場合月額基本料が存在しないため使った分だけが課金されるわかりやすい仕組みになっている点です。
お話をうかがっていて、まずここで安心したので試してみようという気持ちがぐぐっと高まりました。
2. SMARTalkの料金
では料金はどうか? 「これこれの場合に○秒△円」といわれても頭が痛くなってしまう私にしてみると、SMARTalkはとてもすっきりとしています。
まず、互いにSMARTalk同士ならば必ず無料というのは、各社サービスいっしょですね。では SMARTalk ならではの部分はどこかというと、国内一律 8.4円/30秒と、国際電話8円/30秒という点です(この二つの違いは消費税の分だそうですので来年から少し変わるかもしれません…)。
考えてみると、自分がいちばんかける家内とはソフトバンクのホワイトプランで基本的に無料ですが、それだって21時から1時の時間は有料になります。友人や仕事関係の携帯電話番号にかけるときもたいてい有料です。それらは普通21円/30秒という負担になるのですからここをSMARTalkに入れ替えるだけでも常に60%得になるわけです。
ソフトバンクにはWホワイトのような他社の携帯電話にかけた際の割引きプランもありますが、基本料が980円かかって10.5円/30秒になるだけのことですから、ランニングコストはSMARTalkのほうが安くなるケースが多いわけです。
では、他の050電話サービスと比べるとどうでしょう?
他社の場合、月額基本料と、携帯電話に対し16.8円/1分、固定電話に対し8.4円/3分といったプランになっています。1分あたりと3分あたりが混じっていますので計算が面倒ですが、表計算を開いてちょいちょいと計算してみます。
1ヶ月に100回、30秒単位で30秒から300秒までかけるとして、固定電話の割合を変えつつ比較するという手法をとりました。
色の付いている部分がSMARTalkのほうが安くなる範囲です。各サービスしのぎを削っているわけですから常にSMARTalkが安くなるとは限りませんが、一つの傾向がみえてきます。それはSMARTalkのプランは携帯電話への通話に強いという点です。
携帯電話の平均的な通話時間が2-3分と言われていますので、それを念頭に目安でいうと1対4の割合で携帯電話にかけることが多いなら、SMARTalkが常に安くなるということになりそうです。私も最近は、携帯電話にかける場合がほとんどですから、これはとても現実的ですね。
ちなみに、30秒以下という短い通話は固定電話の割合が100%でもSMARTalkが常に得になる計算です。このあたりに月額基本料がないという効果がでているわけですね。
3. 国際電話の場合に便利
これはIP電話ならではですが、インターネットにつながってさえいればつながるということは、たとえ海外にいても同じ番号でつながるということです。
私は仕事で毎年サンフランシスコの Moscone センターで行われる国際会議に出席しますが、参加者が一万人ともなると、同僚と待ち合わせをするのが大変です。えてして、科学者はSNSを使っていないので、頼りになるのは電話だけ…。
そこでふだんから名刺に 050 番号を印字しておき、「どこにいてもつながる番号」だということを普段から周知しておけば、こうした際に他の人からの連絡が便利になります。また、国内の 090 / 080 番号にかかった電話を SMARTalk の 050 番号に転送する機能もあります(この場合、転送した分の通話料を着信する側が負担することになります)。
電話の習慣を変えてみる
電話料金という分野はとにかくこれまであまり考えたことがなかったので、今回表計算までつかって「自分ならどうだろう?」とシミュレーションできたのはとてもよい機会でした。
そして、ふだんあまり考えていなかったために、かえって携帯電話を利用して連絡をつけるという習慣をもたずにいるという自己矛盾も意識できました。どれだけ料金がかかるかわからないと、つい控えてしまうわけですね。
そこの習慣を再検討してみると、ほんの1分だけ電話すれば伝わる要件を恐れずにかけられるようになりますし、同時にSMARTalkなら自分の場合、毎月EvernoteとBackblazeに払っている金額分くらいが得になるというのも発見でした。これは習慣を変えてみる価値がありそうです。
というわけで長々とSMARTalkのサービスの説明となってしまいましたので、このへんで記事を分割して、後半ではアプリのインストールと設定について紹介します。