Canon PowerShot S120のお手軽HDR機能をつかってみる
先日、新発表されたキヤノンの高級コンパクトデジタルカメラ PowerShot S120 のブロガーイベントに行く機会がありました。
そこで実機をお借りして、今回の北極航海にもってきています。今回の航海では取材班もかねていますのでニコンの D7000 に Fujifilm X20、Olympus OM-D にレンズ各種と、カメラだらけの航海をしているのですが、ここに PowerShot S120 が加わってとても便利なことになっています。
コンパクトデジタルカメラといっても、これで十分な瞬間が多々あるからです。### 妥協のないコンパクトカメラ
開発者によれば、キヤノンPowerShot S120 は「コンパクトカメラをメインで使う人」に妥協のない機能を提供することを目標に作られているそうです。そのコンセプトは、「オトナの部活カメラ」で、カメラ自体を趣味にしていない人でも、趣味や生活の記録を一段階上げることを目標にしています。
ということは、何も考えなくてもボタンを押すだけで利用できる機能がそろっていることが必要になるわけですが、今回の旅でそれは実感できました。
こちらは北極への入り口、ダッチハーバーでの写真ですが、何も考えずとも満足度の高い写真が撮れます。
特に目を引くのがF1.8というレンズの明るさと解像度です。最近メインで利用していた X20 にも遜色ない解像度でパリっとした写真が撮れる印象です。
こちらは同じくダッチハーバーのバリフー山で撮影した花です。もっと寄った画像など、マクロ撮影も満足のいくものでした。
解像度についてはこうした写真などを撮影すると特にわかります。北極から送信している都合で縮小しているのでわかりにくいと思いますが、もとの写真では細かい構造や色もしっかり再現されていていい感じ。
手軽なHDR機能を使ってみる
さて、ブロガーイベントでお話を聞いた際に面白そうだとおもったのが、手軽に撮れる HDR モードです。グラフィック、油絵調といったように撮れ方を選択して撮影すると、すぐに HDR 写真が撮影可能です。
たとえばダッチハーバーのこの写真、HDR 「グラフィック」モードで撮影すると:
こうなります。手持ちなので多少ブレた感はありますが、超現実的な感じが手軽に撮れて楽しいですね。
もう一例、こちらは船などが写っている場合。
やはり手持ちだったせいか細かい構造がのっぺりしてしまいましたが、まあ、どんな写真がとれるかはおわかりいただけると思います。
少し写真にパンチが足りないなというときに気軽にこうしたモードをつかって遊べるのは旅先でたのしいものでした。
さて、PowerShot S120 については、星空撮影モードというもう一つの特徴があるのですが、それはまた後日紹介します。そう、オーロラ撮影、しかも揺れる船の上での高感度撮影です。
乞うご期待!