数週間の船のうえで何をするか?

Fleet 1

よく、ブログ執筆で生活をしているひとと間違われることがありますが、れっきとした「科学者」という肩書がありますし、現役で研究活動もしています。

そして今回、研究者をやっていてもなかなかないチャンスが舞い込んで8月後半から10月上旬まで、日本の研究船に乗船しての観測活動に従事することになりました。北極海です!

最低限のメールなどの環境はありますので、なんとかブログを更新することもあるかと思いますが、それ以上にこの時間になにができるかと考えているところです。### アドバイス募集しています!

どのような観測をするのか、あるいは船のうえの生活といった内容については、観測に関するブログ、あるいは私の個人的なブログ、そしてツイッターアカウント(@mehori)にてアップデートをする予定です。

乗船中は基本的に24時間の連続の観測作業中なのですが、実は2交代を基本として、けっこう時間があるのも事実です。そしてネットといった余計な雑音もありません。

2年ほど前に冬のバレンツ海という非常に荒い海を体験しているのですが、それに比べれば今回は落ち着いていますし、船も大きく揺れは小さくなります。それでも常に揺れていますので、多少は倦怠感があり、集中力もあまり持続しません。

そんななか、このまとまった時間で何をしようかと頭をひねったところ。

  • 小説を書く: ちゃんとしたものが書き上がらないまでも、なんらかの雑文の塊のようなものをモレスキンに書き出しておけば、いずれ作品としてまとめあげられるのではないか?

  • 楽器の練習: 以前バレンツ海にはウクレレを持ち込みましたが…(笑) うるさくはできませんが、短調な練習はこうした時間にうってつけなのかもしれません。

  • プログラミングの練習: iOSプログラミングのように、いままでやったことのなかったことにとりくんでみたい。ただ、これは集中力との勝負になりそうですが、結局は業務でも似たようなことをしているので…。

つまらない発想ばかりかもしれませんが、それだけ普段の生活は数時間の空き時間がなく、まとまった挑戦に利用できるリソースは少ないということでもあります。

連続した時間が確保できること、そして「かわりにできること」がないという状態は、なにか新しいことを始めるのにちょうどいい条件です。ふだんなら、「それをするくらいならネットをみる」「それをせずに、別の遊びをしてしまう」といった形で流されてしまいます。

他にも「こうしたことをしてみては」というアドバイスがあればツイッター @mehoriでお待ちしていますので、ちょっと変わった発想、ぜひお届けください。

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。