任意のデータをウェブから入手して美しく表示するStatus Boardアプリ
天気や時計を表示できるアプリはいくらでもあります。でも任意の自分のデータを表示できるアプリは?
MacでのftpアプリTransmitや、Coda2の開発環境で知られるPanicから、ちょっと異色のiPadアプリが登場しています。さまざまなデータを美しいパネルで可視化することを可能にする Status Board です。
アプリの購入時点でメールやツイッターの情報を表示する機能はすでにありますが、簡単なコードを書いたり、データを用意することができたりすれば、どんな情報も表示できます。### メール、つぶやき、サイトの更新回数を表示
Status Board は駅の構内や、企業のロビーに大きめの液晶でとりつけてある情報ボードを再現するアプリといってもいいでしょう。
たとえばこちらは、天気と時計以外に、私の Gmail 受信箱にあるメッセージの数、ツイッターでつぶやいたつぶやきの回数、ブログの更新回数などを表示しています。
右上の歯車アイコンをタップすると、パネルに追加する情報を選択することができます。
左から時計、天気、カレンダー、メール、ツイッター、RSS、グラフデータ、表データ、DIYのHTMLコードになっています。
たとえばメールパネルを追加し、パネルをタップするとこのように IMAP サーバーに接続するための情報を入力できます。Gmailなら、アドレスを入力すればあとはなんとなく自動的にやってくれます(二段階認証を使用している場合はアプリケーション固有のパスワードを入力するように!)。
あとは、メールそのもののリストを表示する、未読数、受信箱のメール数、一日あたりの受信数のグラフ、時間あたりの受信数のグラフといった可視化を選ぶことができます。
こちらは任意の RSS を登録して、更新数をグラフにしているところです。自分のブログを二つ登録してグラフにすると、どれだけ更新しているのか、その総数がわかります。
任意のデータをパネルにできる
Status Boardは、ウェブサーバー上に CSV や JSON といった形式でデータを置いておくだけでパネル表示することができます。
たとえばこちらは JSON形式で書いたデータをpanicのサーバーから落として表示しているものです。
でも単にCSV形式のファイルをDropboxにおいて、その共有URLをStatus Boardに渡すだけでもよいのですから、思った以上に手軽にパネルにデータを表示することができます。
FitbitやJawbone UPのデータ、AdsenseやAnalyticsのデータ、サーバーのステータス情報など、可能性はいくらでもあります。
HTMLのコーディングができるひとなら、任意のHTMLをパネルに引きこむこともできますので、見た目を操作することも可能です。
表示したデータをテレビに、別の端末に
さて、こうして作ったパネルは、余っているiPad(贅沢な!)を壁に固定して常に表示させておくということもできます。
またはアプリ内購入でHDTV出力も可能になりますので、それこそパネル型液晶にWiFi経由で表示させておくことができます。またはAirplayで表示させることも可能です。
この手の表示システムは案外馬鹿にならない値段がしますので、Dropbox にちょっとデータを置くのと液晶パネル程度の値段ですむなら格安かもしれません。
もちろん個人で手元にiPadをおいてデータの可視化を楽しむというのでもいいわけです。私は個人的に自分の毎日のつぶやきの回数を調整するのに使おうかと思っています。
データ可視化が大好きなひとはぜひお試しください!
Status Board
カテゴリ: 仕事効率化
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Transmit
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