ウェブサイトが落ちていると通知してくれるアプリ Vigil

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本ブログLifehacking.jpは去年の夏に実はサーバーを入れ替え、各種のチューニングを行ったためにウェブページのレスポンスタイムがそれなりに向上しています。

しかしその前は…ちょっと大きめのアクセスがあるとすぐにレスポンスが悪くなり、ブログの閲覧どころか管理さえもままならないということがよくありました。

そこでサイトの状態に異常があったらすぐにその通知を受け取ることができる Vigil というアプリが Daring Fireball で紹介されていました。### 簡単、そして安価なモニタリング

ウェブサイトのモニタリングというと、Chartbeat が思いつきますし、当サイトでも利用していますが月に$10程度と少し高めです。

Vigilは最初の1ヶ月は無料、あとはアプリ内の課金で$12、850円程度で12ヶ月のモニタリングとプッシュ通知を行なってくれます。これは安い!

もちろんChartbeatのような多機能のリアルタイム解析はできませんが、ブログが安定しているかどうかだけをチェックし、問題があれば自動で通知してくれるというだけでよいならVigilでよいという人もいるでしょう。

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こちらが Vigil がエラーを検出している画面。また右はサイトのレスポンスタイムです。通知は一度でもサイト読み込みエラーがあると通知する警戒モードから、エラがー続くようなら通知するゆったりモードなど、いくつかから選ぶことができます。

面白いのは、Vigilの機能は従来はウェブサービスでよく見るものであるのに、これがアプリで提供されているという点です。

サービス提供側はユーザーがウェブサイトで利用することを想定してサービスを作り、その出先としてアプリを作るということが多かったわけです。しかし、Vigilはアプリのみですのでその分サービス提供側の負担は減っています。

それがこの安さの秘密でもあるのでしょう。アプリ内課金が生み出した新しいサービスの形といってもよさそうです。

ブログをもっているかた、ウェブサイトを複数持っていてそのモニタリングがたいへんというかたはどうぞお試しください。

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。