Flipboardとツイッターリストで脱Google Readerを一歩進める。そして新しい雑誌機能がすばらしい
Google Readerが7月1日に終了するといっても、Feedlyといった代替サービスが注目を集めていますし、人気 RSS リーダー Reeder が Feedbin 対応を表明するなど、事態はすばやく動いています。
先日の記事でも書いたとおり、10年の停滞からにわかにこの分野が活気づいて時計は動き始めたなという印象を受けます。
一方で、これまでの利用環境を維持するだけではなくて、新しい方法も同時に開拓するチャンスなわけですが、ここで Flipboard とツイッター・リストの合わせ技がやはり気持ちいいと再認識しました。
またFlipboardからは新しい「雑誌」機能が登場していますので、これで情報の整理、発信、キュレーションのすべてが揃ったことになります。### Flipboardとツイッター・リストの合わせ技
ツイッターのリストを RSS フィードのように扱って情報の流れを生み出してもデメリットとして、リンクされている記事の画像や最初の段落が目に入らないので読むべきか判別しづらいというものがあります。
この場合、Flipboard にツイッターのリストを追加してしまえば、エレガントにこの問題を解決できます。
Flipboardアカウントにツイッターを追加しておき、その欄を開きます。
リストの欄まで進むと、Flipboard内で読むためのブックマークがでてきますので、これをタップして追加します。
たったこれだけで、このツイッターリスト内のリンクが自動的に Flipboard 一流のタイル状のレンダリングで表示されますので、なんだかツイートの流れを読んでいるというよりも、ツイッター・リストから自動的に生成された雑誌を読んでいるみたいです。
自分でリストを作っていない人でも、他の人のリストを購読すればいいのですから、これはとても便利です。
新しい「雑誌」機能でFlipboard内のキュレーターを追う
またツイッターのリストを追わずとも、Flipboard 内部で情報の流れ「雑誌」作ることが先日のアップデートで可能になっています。
実はこれが「情報を読む」「情報を共有する」という具合に進化してきた Flipboardの第三の矢といっていいすごい機能です。ようするに他のサービスに依存することなく Flipboard のなかで情報の流通が完結するからです。
先日のアップデート以来、すべての記事に「+」のアイコンが表示されるようになっていますのでこれをタップすると、Flipboard 内で「雑誌」を作れます。タイトルと説明を入れて作成してみましょう。
すると、この「+」のアイコンから雑誌に次々と記事を追加してゆくことができます。「あとで読む」ために利用するのでもいいですし、人に共有してキュレーションを提供するのでもよいでしょう。
「雑誌」はそれ自体がひとつのフィードのように振舞います。そして Flipboard を利用している他のユーザーが購読することができるようになっています。
これこそは RSS リーダーではできなかった進化の一つの形といってもいいでしょう。
「雑誌」のもとになっている情報の流れは何百というRSSやツイッターのリスト、Google+、Facebook、LinkedInといったソーシャルストリームであってもかまいません。
そこから自在に情報を編集してもう一つの流れを生み出し、Flipboard のなかで流すというキュレーションを行うことができるのはどこか Tumblr めいた、Yahoo! Pipes めいたものを感じます。
すばらしい。最近離れていたのですが、これで Flipboard に惚れなおしました。この機会にボードを整理してみるのもいかがでしょうか。
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