シンプルで、タスク管理が簡単になったOmniFocus 2がお披露目
サンフランシスコのMacWorld/iWorldにて、待望のOmniFocus 2のお披露目が行われたというニュースが入りました。
タスク管理アプリというとなんだか地味な印象がありますが、現地ではOmniFocus 2を待つ大勢のファンが興奮して列を作ったそうです。
お披露目されたOmniFocus 2はどのようなアプリになっているのでしょうか。### シンプルに、時間を意識させ、レビューを簡単に
前回紹介した際にも指摘したように、OmniFocusはiPad版でとても有用な Forecast 機能、そして週次レビューを支援する機能を搭載しました。
今回のMac版のアップデートではインターフェースが非常に簡略化され、サイドバーでだいたいの操作ができるようになりました。
たとえばこちらが通常のタスクの一覧表の状態です。これまでツールバー上に「プロジェクト」「コンテキスト」「整理」などといったアイコンが並んでいたのに対して、新バージョンではこれらの機能は左の格納可能なサイドバーに集約されています。
また、次の1周間・あるいは1ヶ月といった時間の上にタスクを配置する Forecast モードがサイドバーに入っていて、これまで OmniFocus で苦手だった時間方向を意識したタスク管理が楽になっています。
OmniFocus はカレンダーとの連携が上手ではありませんでしたが、内部でカレンダーと連携していますのでタスクを予定したり、時間で拘束して処理してゆくのが楽になります。
また、サイドバーの一番下に「Review」という項目があるように、タスクを週次レビューにかけて「続行」「要検討」といったマークをつけることが容易になっています。これはOmniFocusにタスクを入れるのは簡単だったのに対して、それを管理するのは難しかったことへの反省だそうです。
一方、OmniFocus 2 は現行の OmniFocus とデータモデルに変更はなく、複数コンテキストやタグへの対応も今のところ予定していないという話です。しかしこれは UI でカバーできる問題でもあるので、あるいは必要ないのかもしれませんね。
2種類の値段で登場。これからプライベートベータへ
今回のお披露目であきらかにされたのは、これまで「高い」という印象のあった OmniFocus に通常版とPro版という二種類が用意されるという点です。
通常版は $40 で上記の機能が含まれており、Pro 版は$80でAppleScript、カスタムワークフロー、パースペクティブに対応しているそうです。
OmniFocus 2 はこれからプライベートベータに入って開発が行われ、その後オープンベータ期間を経てから正式に発売となります。きっとこれから最低でも半年はかかりそうですね。
データモデルは変わらないそうですし、現行のOmniFocusを使っている人には(AppStore版ではない限り)割引もあるそうですのでいまからでもガンガン使うのでよさそうですね。