緑、紫、そして白も…!モレスキンの哲学を覆す大胆な新色。

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大胆な新色が!

国内のモレスキンを取り扱っているワークユニット・ジャパン(旧社名カファ)の新商品展示会にお誘いいただいて、新しいモレスキンを取材にいってきました。

すると、これまでのモレスキンの常識をくつがえす大胆な新色のラインナップが展示されていて大いに驚かされました。### 続々登場するモレスキンの新製品

もちろん、いま手に入るもので最も注目されているのはEvernoteと連携するスマート・ノートブックです。

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こちらはオンラインとモレスキン・アトリエでのみ入手可能だったのですが、4月からは一般店頭販売も開始します。

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ホビットに続き、新しい特別版モレスキンとして発売が予定されているのがこちら「ミッキーマウスエディション」です。表紙に刻印のミッキーがあり、あとは表紙をめくったところにミッキーのデッサンなどがあります。

でもデザインも初期のミッキーで、なんとなくいまのゴリゴリとしたディズニー色を抑えた、思った以上にトラディショナルなノートになっていて好感がもてます。

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すごいのがこちら、Black Page Album。全ページが黒のアルバムで、写真を貼り付けても、切手を貼り付けても、工作をしてもよいというものです。この黒いページは紙面そのものよりも、その上に乗せてあるものを引き立てる魔法があるように思えます。

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さて、今回驚いたのはモレスキンに登場する新しいカラーバリエーションでした。これまでカイエや、モレスキンの XS ノートなどといった周辺のノートにはカラーバリエーションがありましたが、主力製品であるポケットサイズ、ラージサイズのプレーン、ルールドのノートは基本的に黒一色となっていました。

それが今回、緑、オレンジ、ピンク、紫などとった大胆なカラーで登場することになりました。まさに伝統を裏切ってゆく感じでとても面白いです。

色の感じは発色のよいビビッドなものよりも、トーンをおとした落ち着きのある色調です。スタッフにうかがったところ、80年代テイストをイメージしたカラーリングで、流行にながされずに長く使ってもらうための選色なのだとか。

そして最大の衝撃は新しく登場した、純白のモレスキン「ホワイト・ノートブック』です。

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なんとこちらだけは写真は撮影禁止。というわけで言葉で雰囲気だけお伝えすると、表紙もゴムバンドも白い純白のモレスキンを想像していただければとおもいます。中の紙は変わらないクリーム色の紙ですが、それがかえって表紙を引き立てます。

私はこれをみてさっそくエナメル的な塗料で表面に習字ができるのではないかとか、著名人がサインしてチャリティーに利用するなど、いろいろな使われ方があるのではないかと興奮しました。

それほどまでに、モレスキンが伝統から踏み出した「白」には大きな意味が感じられたのです。

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こちらは iPhone 5も入るスマートフォンケース。ちょっと…大きいですね。Androidの大きい端末でも入りそう。

新しいバッグのライン「78%」

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また、ワーキング・ユニットでは新しいカバンのラインも公開していました。こちらは「78%」という、皮と布の大胆な構成で作られたバッグ。底も広くてガジェットなどもたくさん入るように設計されているそうです。

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こちらが上からそのバッグをみたところ。ちゃんと13/15インチのMacBookが入るようにバッグごとに大きさが考慮されているのがいいですね。これからのバッグはこうした点がクリアできてなければと思います。

「78%」のバッグは皮のエージングで風合いが増すことも考慮に入れてあり、長い間つかうと独特の雰囲気がでてくるそうです。

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デザイナーの方とバッグの写真もとらせていただきました。「78%」は日本では春にデビューの予定だそうです。

今回発表されていた新しいモレスキンも2月から4月にかけて順次店におかれるそうですので、入手可能になったらまたご紹介したいとおもいます。

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。