美しいビジュアルで一瞬で天気を教えてくれる Haze
海外のニュースサイトで話題になっていたのでダウンロードしてみたら心が晴れやかになる出来栄えのアプリでした。
iOS用の天気アプリ Haze はよくある地図上の細かい表示ではなく、現在地の気温、降水確率、日照などを美しいビジュアルで一瞬で把握することができます。
美しく、一瞬、というのがポイントです。### ビジュアルで情報を伝える
Hazeを開くとまず最も重要な情報が中央に数字で示されます。この数字を一瞥するだけでも十分なのですが、もう少しだけ時間があるなら詳細を表示することも可能なデザインになっています。
たとえばこちらは気温表示。いまは摂氏7度というのがわかれば十分というわけです(表示はデフォルトが華氏なので、変更の必要あり)。
しかし背景に注目すると流れるようなアニメーションが前日よりも温かいか寒いかを示しています。また、中央をタップすると最高・最低気温、風向きと体感温度が表示されます。
ここは実はひとひねり加えてあって、ほとんどのアプリでは「北風」としか表示されないのに対して Haze では iPhone のコンパスを利用して矢印がiPhoneの端末の向きに対する相対風速の方向をちゃんと向いてくれます。
また、ひと目でわかる一週間表示は頭のなかで暗算をしなくても気温の推移が直感的にわかります。とにかく一瞬で状況を把握できるように作ってあるわけです。
左右にスワイプして切り替えることができるこちらは降水確率の表示です。こちらも詳細表示を行えば気圧、湿度、降水量といったデータをみることができます。
最後に日照表示です。こちらも日の出・日の入り時間、雲の確率、紫外線量の情報がでてきます。
またこれらの操作は設定によって左右のチルトで行うこともできます。左に傾けると左の表示に飛び移るという操作ですが、ちょっと敏感に反応しすぎるので普段はかえって使いにくいかもしれません。
Hazeのプレスリリースによれば、UIの配置などを自然にみせるためには相当の努力がされており、レイアウトには自然の花びらの配置などにも現れるフィボナッチ数をベースにするなどの工夫をしているそうです。
さて、こうしたアプリはデータの正確さが命ですが、注意が必要なのは Haze のデータは気象庁から直接取得されているのではなく、WeatherTrends360という気象会社提供のものであるという点です。もちろんこのサイトのデータは日本の気象会社との提携によって配信されていますので正確ではあるものの、気象庁と一対一で対応するかはデータ処理の方法などによって違いがある場合があります。
Hazeは発売時は1ドルですが、キャンペーン終了後は3ドルになる予定ですので、気になる方はぜひいまのうちにどうぞ。
Haze from Michael Flarup on Vimeo.
[ Haze
価格: ¥85