デスクの上に頭脳のキャンバスを展開できるニーモシネ・ライト

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矛盾なように聞こえますが、頭のいい人は頭を使わないというのは学者の世界ではよくみられる光景です。

頭のいい人ほど、近道や要領のいい方法を開拓していて、ふだんは頭をそれほど使わなくてもよいように仕事を回しています。そしてその能力の100%を使うべき部分をセーブしてあるのです。

机のうえにメモをおいて仕事するのは当たり前のような話ですが、実はこうした「頭脳をセーブする」テクニックの一つでもあるのです。頭にすべてを抱え込むのではなく、タスクを、直近の仕事の手順を、漠然としたイメージを常に書き付けながら進めるのです。いわば「頭脳のキャンバス」というわけですね。

このたびマルマンさまから新製品の Mnemosyne Light「ニーモシネ・ライト」をレビュー用にいただいて数週間つかっていたところ、この用途にぴったりだと思いました。### 軽くなったニーモシネ・ライト

ニーモシネについては随分前、このブログが始まった頃に記事にしています。今回新しく発売されたのは紙のクオリティはそのままで、軽量化を果たしたものです。

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ロディアのように表紙を裏返して使っても、この薄さ!以前はちょっとバッグのなかで存在感があったのですが、いまはひらくPCバッグのなかに普通に収まっています。

使い方もロディアに似ており、一枚ずつミシン目できりとることができます。別ラインでスパイラルノート形のニーモシネもありますが、私はこちらが気に入っています。もちろん、場所を食わないからです。

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ニーモシネには無地、方眼がありますが、おすすめは方眼。マインドマップを描くにも、ちょっとしたフローチャートや、ウェブサイトのワイヤーフレームを描く場合でも、タスクリストを使う場合でも、ペン一本ですぐに描くことができます。

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また、ニーモシネの特徴ですが、ページの上部にタイトルと日付を書く欄がありますので、一枚一枚の整理に便利です。この形式、とても大きくした情報カードといってもいいですね。

数週間使ってみて、とても机のうえでしっくりくるのはなぜかと思っていたのですが、やはり図などを描くために横向きに広いメモの空間があるのが大きいようです。レビュー用に A5 / A4 / B4 の各種サイズをいただいたのですが、自然に机の上に常駐されているのは B4、持ち歩き用に A5 という具合になりました。

文章を書くためのメモとしては、よくアメリカの黄色いリーガルパッドを使うのですが、図表を描くことが多い私の仕事ではもうニーモシネのようにどんどんと使ってはちぎっていける横向き形式のメモが常備されているのは机の上を思考を「置く」ための場所として広く使うことができて便利でした。

というわけで、書店などでもし見かけましたら、ニーモシネの薄く、軽くなったところを手にとって確認してみてください。

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おすすめの B4 サイズ方眼。

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こちらが A4 方眼。

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堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。