Evernote Macクライアントに「カードビュー」が追加されてたまらなく嬉しい
Evernote Macクライアントがバージョン3.1にアップデートして、iPadでおなじみのカードビューに対応しました。
いえ、本当はいろいろ他にも新機能はあるのですが、それらが目に入らないほど情報カード系の私としてはカードビューが嬉しくて仕方がありません。
Evernoteが手に入れた新しい顔、カードビューの魅力を自重せずにご紹介したいと思います。### 画面がカードの舞台に。新しいカードビュー
Evernoteのノートの表示はどうしても時系列順になってしまいますが、それだと一度に一個のノートにしか目が止まらず、アイデアを練るときや、ノート同士の関連性から発想したい場合には不都合です。
そこでiPadで登場したカードビューはとても魅力的だったのですが、やはりデスクトップのクライアントほどは自由度も力もありません。見た目はよいけれども、いま一つ、という気持ちを拭えませんでした。
そこで今回のMacクライアントに追加されたカードビューです。
どうですか!これで目に付いたノートを瞬時に左側のタグにドロップしたり、ノートブックに放り込むのも自在です。Evernoteが「机」のようになって、自由度が増したのが感じられると思います。
カードは大きさを変えることもできますので、さらに視野を広げてノート間の不思議な出会いを探し求めることができます。
個別のノートのビューを右側に開けばまるで情報カードを手で拾ってまじまじとみているようです。
そしてきわめつけがこちら。左のカラムも最小化すれば、画面全体がカードです!フルスクリーン表示にすればそこはもうカードを並べた机といってもいいでしょう。
あとはタグ、ノートブック、検索キーワードでの絞り込みをかけながらノートの視界を変えてゆけばよいわけです。
その検索スピードも今回かなり向上しています。以前なら検索窓に文字列を入れると多少時間がかかったのが、ほぼ瞬時に応答が返ってきます。
他にも、ノート内の文字数を調べることが可能になりましたので、Evernoteでブログの下書きや原稿を管理しているひとには重宝することでしょう。
また、ノートのなかにある添付ファイルをまとめて保存するオプションも追加されています。
しかしなんといってもカードビューです!これこそが、梅棹先生から渡部昇一先生に至るまでの情報カードの系譜に新しい一ページを開くものだといってもいいでしょう。
むかし情報カードだった知的生活の現場が、Evernoteによって新しいものになっていくようで、ちょっと興奮します。最近 Evernoteから離れていたという人も、ぜひこのカードビューを操作してみて、感覚的な違いを体験してみてください。