値段が安くなったGlobal DataのMiFiで海外でもネットにつなぎ放題

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一週間カナダはモントリオールに出張していたのですが、今回もGlobal DataのMiFiのお世話になりました。

ちょうど出国前に値下げが行われ、これまで一日1500円ほどかかっていた定額通信費が、カナダの場合 980 円となりました。一部の対象国(中国・香港・台湾・インド・マレーシア・フィリピン・韓国・タイ)については一日480円のコースもありますので、海外でパケット通信を多用する場合は、たとえば SoftBank の「海外パケットし放題」よりも安価になります。

Global Dataの予約方法と、いくつかつまずきがちなポイントを備忘録的にまとめておこうと思います。### MiFiを借りる場合

Global Data で借りられるのは USB モデムと MiFi の2種類ですが、MiFiのほうがWiFiルータになっていて5台まで機器を接続可能ですので便利でしょう。

予約は Global Data のサイトから行いますが、まず受け取りを空港で行うか、宅配便で受け取るかを決めておきます。宅配の場合、前日に届きますので予約のタイミングと、その日に受け取れるかも注意しなければいけません。

出発日・帰国日・フライトの便名・時間といった情報も必要になりますので手元に用意して予約しましょう。クレジットカードや銀行振込といった課金方法で予約ができますが、クレジットカードが最も手間がかかりません。

私が今回予約したときはまだ予約ウェブサイトが更新直後だったみたいで、私はこのような可笑しい表示にも遭遇しました。きっといまごろは直っていると期待したいです(笑)。

さて、空港で MiFi を受け取る選択をした場合でも、順序を気にするとよいかもしれません。受け取るのは MiFi の機器だけでなく、説明書と充電器の入った袋ですので、機内に持ち込む際はけっこう邪魔です。

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私は到着後すぐに接続するために空港についたらすぐに MiFi を受け取り、本体だけを取り出して、残りは預ける荷物に入れてしまいます。

現地での利用

MiFi は基本的には普通の WiFi ルータとして利用しますので、オンにして、本体に貼られているパスワードを利用して接続すればすぐにネットにつながります。

ここで注意したいのは、MiFi の電池は数時間しかもたないので、一日しっかりとネットを利用したい場合はバッテリーも持ち歩くか、あわせてレンタルしておくのがよいという点です。充電は通常の MicroA USB 端子で行いますので、たとえば HyperJuice や eneloop といったバッテリーを使っている人は、ケーブルを一本もっておくといいでしょう。

WiFi を利用しながらの充電はあまり効率がよくないのと、加熱する可能性がありますので注意が必要です。ポケットにいれているとかなり熱くなりますし、バッグのなかに押し込めていてオーバーヒートすることもたまにあります。

トラブルが起こることも…

MiFi が本当に便利だと思ったのは特に 4G LTE に対応しているサンフランシスコに滞在した時です。本当に高速なので、滞在中実に快適でした。

しかしこのようにうまくいかないこともあります。実際、今回の旅では原因は不明なのですが使用3日目にして MiFi が初期化されてしまい、Global Data の設定した機器番号もパスワードも消失してしまいました。ネットへの接続もできません。

こうなった場合、復旧は難しいのですが、一応海外から障害の報告をフリーダイヤルで行なっておかないと、ルール上「帰国後のクレームには対応しない」ということになっています。ここはなんとかならないのかなあ…。

とはいえ、楽しい風景をみたり、美味しい食べ物を食べた時に日本にいるのとおなじ感覚でiPhone を取り出してどんどんと写真を共有できるのは便利です。旅の目的に応じて活用したいところですね。

ちょっとじゃじゃ馬なところもありますが、海外での強い味方になる MiFi、ネットがないと息ができないという方はご検討ください。

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。