レジ打ちのように小遣い記録をつけられる Spentable [iOS / Android]

家計アプリは急いで買い物をしている際、忙しく改札を通り抜ける際にも使えるものが理想だと思っていますが、なかなかそこまで簡単に扱えるものはありません。
いま愛用している MoneyTron は昔の iPod のクリックホイールを彷彿とさせる UI でカテゴリを選んで高速に入力できるので気に入っているのですが、これも:
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金額入力画面に移行する「+」をタップ
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クリックホイールでカテゴリを選ぶ
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金額を入力
という3ステップが必要です。アプリを起動するにも手間が必要なのですから、この「1」の部分を減らすことが出来れば嬉しいです。
そこで MoneyTron と同じくらい入力が楽で、開いた画面で流れるように入力ができる Spentable というアプリを試してみました。
いくつか問題点はあるものの、MoneyTron と同じくらい便利でしたので使い分けてみようかと検討中です。### 開いた画面でそのままレジ打ち
Spentable の特徴は開いた画面でそのままレジ打ちの感覚で金額を打ち込める点です。
金額をいれ、そのまま右のスライダーでカテゴリを選んでエンターを押すだけの UI は流れるように親指を時計回りに動かす方向で操作が完了します。この親指が迷うために時間を失うので、この形はなかなか秀逸といえます。
左上のアイコンで入力画面と、集計画面を切り替えます。この集計画面もレシートのような一覧となっていて、下部のボタンで明細とカテゴリ別の集計を選べるようになっています。
これ以上ないほどシンプルな Spentable ですが、「$」しか使えないという制限と、メモを入力することができないという機能面での制限があります。カテゴリの入力は日本語が可能でしたので、記号さえ気にならなければ日本語環境でも利用可能です。
実際のところ、私はあまりメモを利用することがない(というのもメモすべきレシートがなんであったかは、たいていカレンダーの予定から推理可能)のでこれで十分なのですが、目的によってはMoneyTronのほうが適しているでしょう。
先日紹介した Clear もそうですが、アイコンがたくさん並んで機能を見せているアプリとはひと味違う、UIがすでに機能を内包している洗練されたアプリが多くなってきていますね。
何百回と起動するものですので、1秒でも少ない入力時間をもとめてこれからもアプリを試しながら日常の小遣いをつけたいと思います。
Spentable には無料の Lite 版と、CSV へのエキスポートなどが可能な有料版(といっても Android market で154円、iTunesで 170円)があります。
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Spentable LITE
価格: 無料
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Spentable
価格: ¥170
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MoneyTron - おこづかい帳
価格: ¥170