Skitch for iPad 登場。日常の「あれ・これ・それ」を手軽にタブレットから
Evernote 傘下となった Skitch から、Skitch for iPad が公開されました。
Skitch といえば、手軽にスクリーンショットを撮影して矢印や文字を書き加えてクリック1つで共有できるプラットフォームでしたが、Android 版、iPad 版がそろうことでスクリーンショットだけでなく、日常みのまわりにある「あれ」や「これ」や「それ」もすべて指さして、注釈を加えて、送信できるようになります。
これも、見て、使ってみるまではそうしたニーズがあったとは気付かない種類のツールです。「なんだ、スクリーンショットか」と思わずに、iPad で Skitch を立ち上げて、それを通して世界を見てみてください。
世界には注釈を加えたり、名前を付けられるものがとてもたくさんあるのです。### Skitch for iPad の画面と機能
立ち上げてまず行いたいのは、 Evernote アカウントとの連携です。実際にはこれをしなくてもアプリとしては動きますが、作成したスクリーンショットを持ち出すことが楽になります。
Skitch アカウントは使えないのですね…。
こちらがメイン画面。既存の写真、カメラ、Skitch自身のスクリーンショット、ウェブページ、地図、白紙のページから作成できます。
こちらが編集画面。Skitch の持ち味である、矢印、テキスト、フリーハンドのペンなどといったツールがそろっています。
とてもうれしいのがこちら。画面をその場で必要箇所を切り出すことが出来ます。これで、ウェブページの一部分や、写真の必要な部分だけに着目して編集ができます。
最終的に、できた画像を Evernote に送信しているところ。もちろん編集した画像をローカルに保存し、iOS5 のフォトストリーム経由で iPhone に転送できます。また、メールなどで送信することもできます。
Skitch for iPad で撮りたい「あれ」や「これ」
iPad のカメラをこれだけつかったのも久しぶりかもしれません。Skitch for iPad を通して見ると、ちょっと一言加えたいものや、解説が必要なものがあります。写真とはいえ、百聞は一見に如かざることも多いのです。
たとえば知り合いと行き先について話している間もあらばこそ、iPad で地図を取り出し、目的地と注意事項を付け加えて相手にメールできます。
あるいは、職場から家族に捜し物をしてもらうような場合に、部屋の写真を送ってもらい、自分は Skitch で矢印をつけて「このあたりにあるはず!」と指さすことが出来ます。
いままで不可能だったから思いつきもしませんでしたが、案外こうしてクラウド越しに「あれ」「これ」と指し示すことが出来れば便利なものが多いのですね。本当に便利なツールは、実際に目にしてみて、脳がその使い方を衝撃とともに理解しない限りわからないものだよ、と Evernote CEO の Phil Libin が言っていたのを思い出します。
もちろん、PictShare などといったアプリといっしょにつかうことでブログの下書きにも活躍しそうです。最近画像も含めて iPad でブログの下書きをすることが多いので、このあたりのワークフローも紹介しますね。
あとは iPhone 版の開発が待たれますが、ひとまずは iPad の必須アプリがまた一つ増えました!