検索結果をコンテンツとして楽しめるようになった新しいiPad版「Google検索」
iOS から Google 検索をするのに、いちいち Safari の右上の小さなテキストフォームを使っている人も多いと思います。
しかし今日 Google から発表された、検索に特化した Google Search App for iPad は、検索を便利にするだけでなく、検索結果そのものをコンテンツとして楽しめるように設計されています。
その楽しげな様子を動画で確認してください。
検索それ自体がコンテンツに
Google検索を開くと、画面一杯に検索窓が開くだけでなく、履歴、アプリ、音声検索、ゴーグルへのリンクも示されています。実際に検索窓に入力すると、インスタント表示で候補が絞り込まれていきます。
表示された検索結果の右上には、通常のリストビューにするか、Coverflow 的なビューにするか選択できるボタンがあります。
カバーフロー的な表示にしたのがこちら。インスタントプレビューでサイトのサムネイルを見られますので、好きなページを選んで呼び出せます。
通常だと、検索 → ウェブページ → 検索と、往復するたびにページを読み込む必要があったりといった面倒くささがあったのですが、今回のアップデートで右フリックで開いたページと検索結果を横断できるようになっています。
左から右にスワイプすると、検索履歴もカバーフローで表示されます。もしかしたら、これが一番便利な機能かもしれません。過去に検索したページもコンテンツとして楽しめるように設計してあるのです。
検索アプリという名前がいけない。これはGoogleへの入り口だ!
実に時間をかけてUIを調整してある今回の Google 検索アプリですが、トップページから「アプリケーション」のボタンをクリックすると、Gmail、カレンダー、Google Docs、Google+ など、ありとあらゆるGoogleサービスに直結します。
いうなれば、iOSの中にウェブサービスを通したもう一つのプラットフォームが出現したみたいで、とても面白いです。
当初ネイティブアプリを作れなかった iPhone について、スティーブ・ジョブズが「ウェブでアプリをかけばいい。ウェブページがアプリなのだ」と弁明していた世界が数年遅れでやってきたといってもよさそうです。
あまりに楽しいので、さっそくこのアプリは iPad のホーム部分に陣取ることになりました!