本の執筆も可能になる Evernote for iOS アップデート
「Evernoteのエディタがもっと高機能なら」という意見をよくききます。でもたゆまないアップデートで次第にその機能が強化されているということには触れないといけません。
今回はデスクトップではなくて iOS 版のアップデートですが、ついにここまできたかという気がします。
-
テキストの簡単化: ウェブなどからクリップされて複雑なノートに追記をする場合、直接編集が不可能な場合はノートの簡単化をおこなうことが出来ます。簡単化といっても、画像や添付ファイル、そして暗号化されたテキストはなるべくそのまま反映されます
-
フォントが反映: iOS 上のフォント設定がデスクトップ側でも反映されるように
-
暗号化されたテキストのインライン表示:暗号化されている部分は、ちゃんとその場所に表示されます。
-
チェックボックス: iOS 上からでもチェックボックスを作れますので、タスク管理や、ノートに「やるべきこと」を残しておいてあとで検索で回収する使い方が可能になります。
共有ノートの編集機能
プレミアムユーザーは共有されたノートブックのノートを互いに編集できるようになりました。これは、Evernoteを共有した情報の熟成場所として利用している人にとって重宝する機能です。
本の執筆もEvernoteで?
ここまでくると、本の執筆ほどの大規模のプロジェクトも Evernote 内部でできるようになります。離れた共著者と資料を共有しつつ行うことも、現実的です。
-
資料庫は共有ノートブックで: 関連するウェブサイトを投げ込み、共著者で情報を共有するのには Dropbox よりも Evernote の共有ノートブックの方が便利です。重要な部分に対して下線をひいたり、メモを追加することも、今回のアップデートで可能です。
-
執筆もEvernoteで: 私などは600-800字、あるいは1500字程度の区切りで原稿を書き、それをつなぎ合わせることで執筆するスタイルですが、Evernoteはこの程度の文章にちょうどよいといえます。iOS版のエディタはリッチテキストに対応していますし、ノートを作るだけでクラウドにバックアップが作成されますので、作業環境としても現実的です
-
今後は Skitch for iOS も登場?: Android 版の Skitch があることからみて、iOS 版のSkitchも登場予定なのではないかと想像できます。たとえそれがなくても、OmniGraffle などでスクリーンショットを加工しつつ Evernote に入れていけば、最低限の図版の挿入もできます。
ここまでくると、もう二つだけほしい機能があります。入力している文字数の表示と、TextExpander対応です。
しかしすでに日常的なノートとり、ブログの下書きには十分すぎる感興になりましたね。まだ iPhone/iPad で Evernote をノート執筆に使っていないというかたはぜひ試してみてください!