「小さな贈り物を与え続ける」静かに燃えた八戸セミナーまとめ

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先週はブログ「俺と百冊の成功本」の聖幸さん(@seikoubon)、そして八戸の文具・書店カネイリの金入健雄さん (@takeokaneiri)主催の金入聖幸堂セミナーに行ってました! おかげさまで初めての八戸を満喫しました!(写真は会場となった南部会館)

今回のセミナーの題名は「小さな習慣を大きな成功へと導く、成果を出し続ける人の知的アウトプット術セミナー」だったのですが、そのテーマは Seth Godin が著書 “Linchpin ” のなかで語った Gift を、日本にいる一人のブロガーの視点で語り直したものとなりました。

生産性が高くて実力があっても未来が保証されるわけでない世界で、決して切ることのできない人材になるための切り札、それが Gift です。### 小さな Gift を与え続ける

Seth は著書の中で小さなお店を例に出して語ります。

あの笑顔が美しくて対応がいい店員のいる店にいくために、あなたは数分遠くても足を運ぶはず。店員の笑顔は無償の Gift だけれども、そのおかげで、その店員は切ることができない価値をもった人材なのだ

同じ事は、みなさんの身の回りでもたくさん見かけられると思います。そしてネットの時代、こうした Gift を与える人はそれを受け取って感謝する人と簡単につながることができます。

なにげないブログ記事が、ちょっとしたつぶやきが、Google+での一言の励ましが遠い場所にいる、顔も知らない相手に伝わって世界が動き出します。つまりGoogle時代の「知的アウトプット」の本質は、何も知的なことを語ることに価値があるのではなくて、どこかで誰かがもっている問いと、あなたなりの答えをつなぎつづけることなんですね。

セミナーではこの Gift の力学の話、そしてそれを利用するための「知的アウトプット」の習慣についてかなりの勢いで話しました。本当は半日はかかる内容を1時間半におしこめた計算になります(笑)。

このお話、いまもスライドに変化を加えながら練っているものでもあります。他の地方や会場でも、もし呼んでいただけるならお話しする機会を今後ももちたいと思います。

静かに燃える八戸のセミナー

セミナーで印象的だったのはご来場のみなさまの真剣な様子! こちらが緊張してしまうほどの静かな熱意が伝わってきた一方で、その後の懇親会での弾けた雰囲気を大いに楽しむことができました。

ところで八戸は、東京からだと新幹線でたった3時間でいけるというのはご存じでしょうか? 感覚的な距離よりもずっと近かったので、ついてみると「あれ?」という感じでした。

ぜひみなさんにも足を運んでいただきたいと思うので、いくつか写真をピックアップしてご紹介したいと思います。

懇親会会場になった「魚家金兵衛」。

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貝焼き!おいしかった!

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次の日は聖幸さんと金入さんに八戸の見どころに連れて行っていただきました。こちらは津波を堪えた奇跡の小船渡食堂。

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快晴を胸一杯に吸い込んだ種差海岸。

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うわさに聞いていて、ぜひこの目で見たかった八戸キャニオン。いやもう、距離感がまったく狂ってしまう大きさです。

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昭和の風情がこぼれる漁港ストア。

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次回はぜひ家族も連れて奥入瀬渓流あたりにいくのもよさそうです。

ぜひまた!

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。