1デスクトップ1アプリのスタイルを貫くのに OS X Lion が便利
ついに Mac App Store で OS X Lion が販売開始となりました。
原稿を書いている最中ですので、執筆用のマシンをすぐにアップグレードするのははばかられたものの、かねてから気になっていた新機能を試したい気持ちでもう一台の Mac を Lion にアップグレードしました。
それはたくさんのアプリが開いているときに作業を楽にする Spaces/Expose 機能をさらに推し進めた Mission Control です。結果は期待通りで、今後対応が進むはずのアプリのフルスクリーン化とともに、「1デスクトップ1アプリ」のスタイルが OS から認められた感じがして嬉しいです。### 1つのデスクトップには1つのアプリ
以前から、なんとなく実践していた習慣が、一つのデスクトップにはなるべく一つのアプリしか開かず、他のアプリの誘惑が視覚的にやってこないようにすることでした。本当に忙しい時には Growl の通知も切り、何かが他のデスクトップで起こっていても気にならないようにしているわけです。
この「1デスクトップ1アプリ」式の整理方法が今回の Lion で格段に便利になりました。
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仕事別にアプリを開いておき、仕事を切り替えたい場合にのみ Mission Control を開けばよい
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Lion では再起動とともにウィンドウやアプリの配置も復元できますので、もっとも効率のよい配置を、いちいちもう一度つくり直す必要がありません。Cinch や Moomは便利ですが、毎日その作業を繰り返すのは、一日の始めに仕事を避ける言い訳になっていました。
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最終的には、すべてのアプリとはいかなくても、Word、MarsEdit、Scrivener といった、執筆に欠かせないアプリがフルスクリーン化に対応してくれれば、この「雑念のない作業環境」は完成です。それも遠い未来ではないはず。
あとは時間トラッキングのマニアとしてできるといいとおもうのは、各デスクトップでの滞在時間をトラッキングするアプリを導入することです。たとえばメールのデスクトップに滞在する時間、訪問する回数を1日何分、何回に制限するようにモニターできれば、やんわりと仕事の先送りをふせぐことができます。
それほど難しくなさそうなので開発してみたいですね。