iPad 2 と Apple の勝利の方程式、忘れっぽさについて、Posterous 2.0 (ライフハックリスト、2011/3/4)

先日から試していますが、今後一つのテーマで書き下ろす記事と並行して、注目すべき話題とコメントを載せたこうした短い記事もつくっていこうと思います。

私が「むむ、これは紹介する価値があるかも」とキュレーションした話題は主に Twitter と、FacebookGoogle Reader の共有アイテム、 そして時には Lifehacking.jp 分室で先に流していますので、こちらもよろしければフォローしてください。

The Chair | Daring Fireball

「一番大きな違いは、去年は Apple でさえまだ iPad について理解していなかったということ。それが良いもので、可能性を秘めていることはわかっていた。でもそれがなんであるかは分かっていなかった。iPhone と MacBook の中間の領域にまだ地図の描かれていない沃野が広がっていることはなんとなく分かっていて、彼らは一つ賢明な判断基準を設けた。つまり iPad は Mac と同じことを、さらに便利に実現できなければ成功はありえないというハードルを設定した。」

「彼らが去年のリリース時に知らなかったのは、実際生活において人々が iPad をどのように利用するかという点だけだった。今では、彼らはそれを知っている。」

John Gruber が iPad 2 について。iPad 2 のスペックだけをみて、他社製品よりも劣っているといった比較は実際上の意味がありません。むしろ、どのようなアプリを生み出すプラットフォームとして利用されるかがこの数年のタブレットの未来を決めると言えるでしょう。まだまだ、この領域では Apple に分があります。

今回の iPad 2 はカメラや、HDMI 出力といったように、コンテンツを発信するための機能が目白押しです。「iPad を利用した情報整理術」がなかなか書き難かったのは、それがコンテンツにとっては袋小路だったからなのですが、それが iPad 2 で大きく変わります。

「忘れっぽさ」と闘うたった1つのマインドハック | シゴタノ!

「そうしないと1日ごとに少しずつ記憶が落ち、自分の人格が変化していって、一年もたつ頃には誰とも知らない自分になってしまう可能性があります。そうなると、元の自分はどうであったかを忘れているため、記憶をたどって元の自分へ帰って行く方法も思い出せなくなっています。」

「習慣を身につけること」「目標を達成すること」「夢を叶えること」「幸せに生きること」も、すべて過去の自分の記憶との整合性のうちから生まれてくるものでもあります。

だからこそログをとりつづけないといけません。振り返ったときに、過去の自分が自分の方を向いているでしょうか? それとも気づかぬうちに、過去の自分が見えなくなるほど遠くまでやってきたあげく、自分自身がどこにいるかも、自分が誰であるかもわからなくなっているなんてことはないでしょうか?

Posterous 2.0 はグループ機能を追加

ますます Tumblr と一線を画する機能を追加し始めた Posterous。今回の iPhone / Android アプリのアップデートではアプリ内からグループを作成できる機能がついています。

グループを作成すれば、メールを送るだけでグループのメンバーとブログ記事や写真、動画、ファイルを共有できます。メーリングリストのブログ化といってもいいでしょう。家族や、限られたグループでの共有にとても楽な方法です。

Groups posterous

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。