"First thing First" 毎日、まず何を一番先にするかが人生を決める

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iPhone でスケジュール管理をするのもいいですし、OmniFocus でタスク管理をするのもいいですが、靴紐を結ぶのを忘れていたら間が抜けていますよね。

それは極端な例としても、The Happiness Project の方が友人と「幸せ」について意見を交わしていたときに、友人が彼女にとっては “First thing First” が大切だと言ったという話が印象的です。

“It means, don’t skip the obvious first steps in your haste to get to the next thing. Don’t overlook the basics because you’re trying to get fancy.”

次へ次へと忙しくものごとをやろうとするあまりに、明らかにやらなくてはいけない「最初の一歩」を忘れるようなことがあってはいけないということよ。凝ったことをしようとして基本を忘れてはいけないということ。

それは仕事の面接の準備をするあまりに食事をするのを忘れないようにしたり、メールをチェックする前に子供のご飯を用意したり、身体のために必要な眠りや栄養や防寒具を忘れないことだったり、家族といるときには携帯を放り出しておくことだったりするのだそうです。

また、The Happiness Project の著者にとっては「忙しいけどやり方がわかっている雑用」よりも、「難しくて得るものも大きい創造的な執筆の時間」を必ず数時間とるようにする、ということでもあるそうです。

First thing First というのは、「何を一番先にするか」ということです。「さあ、◯◯をやろう」と背筋を伸ばすとき、まず最初に口に出ることです。

人間、なにかしらの仕事をしなければいけないのですから、それが忙しい仕事のタスクであることも多いでしょう。一見、ただの雑事とみえることも多いでしょう。

でも一日に一度は、「最初にやること」がただ緊急なだけでなく、自分の人生の最も基本的なニーズを満たすものでなかったら、たしかに幸せを感じる間もなくなってしまいそうです。

まず家族との時間を作ること。まず読書の時間をつくること。まず自分の情熱を傾けている作業にとりくむこと。まず身だしなみを整えること。その瞬間、瞬間で「まず」やらなくてはいけないことが的確に見えているようになりたいものです。

というのも、こうした瞬間の判断の繰り返しが、長い目でみた終着地点を変えるからです。この判断が間違っていると、最初は小さな軌道の外れが、次第に次第に大きくなり、いずれ人生がまったく違う航路に連れて行かれてしまいます。

「まずやること」を常に微調整すること、それが長い航路の到達点を保証するものでもあるのです。

まず、何をしますか?

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。