人生を変える小さな習慣
モレスキンで作る研究論文ノート

モレスキンで作る研究論文ノート

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最近私のモレスキンの上をシロクマが歩いていきました。これ、私の研究所で作成している「北極」関係のシールなのです。

研究者の生命線の一つは、論文にどれだけついていけているかという情報へのどん欲さです。しかしさまざまなツールがあるにもかかわらず、この情報をアナログなモレスキン手帳に書き取るのは格別の良さがあります。

著者名と題名を書き、その論文で最も重要と思われる点について書き写し、キモとなる図を印刷して貼り付け、次に読みたい論文を列挙しておきます。これだけで、モレスキンが簡易な論文データベースになっていくのだから楽しいものです。

論文ノートをモレスキンにする理由はいくつかあります。

書くことで記憶が定着する: 論文の記憶は「この話題はたしか○○ & ○○ (2005)で…」といった感じで、あやふやですが、それでもある程度は正しく思い出せる必要があります。それを手の記憶ははっきりと記憶してくれるのです。

問題点や、ヒントを同じページに入れておくことが出来る: 論文はたった一本で何かを解決するものではなく、むしろさらに問題提起や疑問をなげかけてくれるものです。そこで論文を通して考えたこと、感じたことをキャプチャーしておくことで、ただ読むだけではなくて「次に何をしよう」という能動的な読み方が可能になります。

次に読みたい論文を列挙しておく: 論文の参考文献一覧はとても便利ですが、その中でも読んでおきたい論文は数本だけということがかっこうあります。また、そのため、「次に読みたい論文」をリスト化しておくことで、「論文が論文を呼ぶ」という状態をページ上で生み出せます。もちろん、実際に論文を読んだ際には、箇条書きにページ番号のリンクを増やしておきます。

Evernote やその他のツールを使えばファイルをすべて保存することは可能なのですが、今度はなかなかそこから必要な情報だけを抜き出すのは難しくなります。

コンピュータから一歩だけ引いてアナログでノートをとるときは、ページの限界がのせられるコンテンツの限界です。かえってこの制限が、論文のエッセンスを抜き出すためのフィルターになっているのかもしれませんね。

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著者
堀 正岳