NAVER まとめでキュレーションした情報を公開する
正直にいいましょう。「NAVER まとめ」というと、時折ツイッターなどで流れてくる変な画像のまとめや、トリビアの一覧表しか思い浮かびませんでした。つまりは仕事上の雑念の源(失礼!)です。
しかし最近の動きで、まとめたリンクや画像をブログに貼り付けることができるようになっているということでどういうことなのかと試してみました。
例1:Mac で生産性を上げるために使えるアプリ
一番わかりやすい利用のしかたとして、これまで個別にブログで紹介してきた記事をテーマ毎にまとめてみたり、アプリの一覧表などといったものを作成することです。たとえばこの例は、自分が利用している Mac の生産性向上のためのアプリ一覧です。
こうしたまとめを利用するには元URLを入力するか、あるいは NAVER 上で検索をかけて素材を探し出してきます。あとは若干のコメントを加えるだけでまとめができあがり、ブログにはりつけるためのコードを作成することが出来ます。
Mac で生産性を上げるために使えるアプリ [NAVER まとめ]
例2:世界のモレスキンハックの画像を集めてみる
まとめ記事はリンクだけでなく、画像を集めてくることも可能です。画像の URL と、元記事の URL をいれれば、自動的に画像を引用してフォトアルバムのようにしてくれます。
世界のモレスキンハックの画像を集めてみた [NAVER まとめ]
例3: 今週の興味深いリンクの一覧表
NAVER まとめというと、多少テーマ性のあるまとめをしなければいけないようにも思えますが、まったくの私的なリンク集をまとめて公開しておくことも可能です。たとえばこの一週間で興味をもったリンクの一覧表を残しておくのに利用することもできます。
今週の Lifehacking.jp 的まとめ(2010.11.07-11.12) [NAVER まとめ]
まとめのまとめ
ブログの記事が時間の流れに従ってしだいに忘却されるのにたいして、こうしたまとめは時間や紹介順を超越して一つのテーマについて作成することができます。
たとえばもっと頑張れば、「これまでに読んだライフハック記事のベスト」や、「Evernote に関して紹介しているブログの記事まとめ」といったテーマを決めて情報を集めることも出来るでしょう。
まとめを作った時点で情報がそろっている必要がなく、あとから追加してゆくことができるのも良い点ですね。
ブログはりつけの問題点としては、強制的に枠の大きさなどが指定されてしまったり、スタイルが2種類に固定されているところでしょうか。このあたりもおいおい修正されてゆくとよいなと思います。
NAVER まとめでは、こうしたまとめを作成してくれるユーザーの存在にも注意しているようでインセンティブの支払いなども予定されています。
この情報時代を読み解くもう一つのキーワードである「キュレーション」をサービス化した姿が、ここにあります。