Gmail の新機能 Priority Inbox が便利すぎて怖いほど
受信箱に入った時点で重要なメールが自動でラベリングできるようにフィルターが設定されていなければ恥!と思うくらいにフィルター機能を多用していますが、正直な話、ここまでフィルターをたくさんつくるまでには時間がかかりますし、誰でもできるとは考えにくい作業です。
そんな手間も、いま Gmail でベータテスト段階に入っている新機能、Priority Inbox が全部すっ飛ばしてくれるかもしれません。
Gmail はすでに普通のメールをスパムから判別することをかなりの精度で行ってくれますが、これを「重要なメール」にも当てはめることで自動的に振り分けができるというわけです。
メールが重要であるかどうかは、1. 以前にあなたがどのようなメールを開いて読んでいるか、2. どのメールに返信しているかという情報から割り出されますので、スパムフィルターと違って、ユーザーそれぞれに固有となるようです。
振り分けは「重要」「スターがされたもの」「それ以外」の3つで行われ、スターを付けたメールはその後「重要」に振り分けられるように Gmail のアルゴリズムが覚えていきます。
とても便利…で、怖くて面白そう
考えてみると、この情報はこうしてユーザー向けに公開される前から Google に蓄積されていたものだといえます。どのメールに返信が行われているか、重要なメールにはどのような語句が利用されているかといった情報は日本中、世界中というレベルで収集したらどんな姿をしているのでしょうか? 非常に興味があります。
またこの情報は広告などをしている人にとんでもない価値のあるものともいえます。より高い確率で関心を引くメール = 広告の作り方にもつながりますので。Google がこの情報を広告会社に売るとは思いませんが…まてよ、 AdSense…!
ということが気になるくらい便利で、ちょっと想像の一歩先をいった機能ですね。
実はただいまやっととることができた夏休みで芦ノ湖畔の静かなホテルでこの記事を書いているのですが、ここにも仕事のメールは次から次へとやってきます。なにはともあれ、まずは早くこの新機能使ってみたいと思わざるをえません。
Priority Inbox の詳細は以下のビデオでもされています。