あなたの Inbox はどこにある? 人生に必要な「受信箱」について

moleskine

暑い中おおぜいの方にご来場いただきまして、Lifehacking.jp GTD セミナーを無事(?)に開催することができました。

「?」が付いたのはちょっとプログラムの流れに予想外のハプニングがあったためで、一瞬頭が白くなりかけたのですが、ライフハック心理学の佐々木さん@kazumoto さんが見事なフォローをしてくださって事なきを得ました。いやはや、面目ない。次回からはもうちょっと注意することしますね!

今回のセミナーは「GTD とは何か?」という話でもなければ、「GTD のためにどのツールを使うべきか?」という話でもなくて、2つのツールを通して「どのように GTD を実践する?」という部分に少しでも光を当てたいと日頃考えていたことをすべてスライドにしたものとなりました。

そしてスライドを作っているうちに気づいたのは、私はここ最近、ずっと「受信箱 / Inbox」の話ばかりをしているのだな、ということです。

人生に必要な受信箱の話

たとえばここ最近本にしたツイッター、Evernote といったサービスですが、どちらも「ソーシャルの Inbox」、「自分の記憶の Inbox」と考えることができます。

今回セミナーで紹介した OmniFocus は当然「タスクの Inbox」ですし、モレスキン手帳は iPhone のアプリや Evernote が拾いそこねた情報を受け止める「人生の Inbox」なのです。

すべての Inbox がなくてはいけないというわけではないのですが、少なくとも「自分が気にしている」ものが外部のシステムにキャッチされていないと、いずれすべては忘却されてしまうということを示していると言えそうです。

アップルの Mac OS X が成功しているひとつの理由に、写真のすべては iPhoto、音楽はすべて iTunes といった具合に人生において需要の高い情報の集合ごとに見事なアプリが存在することがあげられます。

そして手帳を見事に活用している人には、手帳への依存の仕方がうまいというのか、ちょうどよいバランスで手帳に支えてもらっている人を多くを見かけます。

この考え方はどこまで拡張することができるのでしょう?

不安や焦りを受け止める受信箱がなければ心は壊れてしまうということもいえるかもしれませんし、家族のできごとを記録する受信箱がなければ絆に綻びが生じるということもいえるかもしれません。

自分の受信箱がどこにあるのか? それは機能しているのか? それを知ることは、あるいは自分の人生の舵取りで大きな意味を持つのかもしれません。

今後のセミナーや記事で、このあたりを少しずつ掘り下げていきたいと思います。

あなたの受信箱はどこにありますか?

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。