Evernote 文字認識機能が正式にスタート
ここにきてまた Evernote 周りが熱いですね。今日は Evernote の日本法人設立の記者会見に参加させていただき、日本での展開やパートナーシップについてお話をうかがってきました。
今日の発表の要点は3つです:
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日本法人のたちあげ: 社長に元ソニーの中島健さんが就任されました
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日本語画像検索機能が正式にスタート
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多くのパートナーシップが開始
特に日本語の画像認識機能については少しずつ利用できるようになってはいたのですが、今日からは全ユーザーに開放されます。
日本語の画像認識、本当に使える?
まず名刺などをスキャンして Evernote にいれてみると気づかれると思いますが、横書きで印刷された名刺の住所などはほぼ完璧に読み込むところまで精度が向上しています。
しかし一方で、名前や、縦書きのフォントについては時々失敗しているものも気づかれるかと思います。これは、Evernote のシステムが隣合った文字を同時に処理することでわかち書きなどを認識しているためで、文字数が少ない名前や、縦書きの文章は文字感覚を読みそこねてしまうことがあるせいです。
じゃあ使えないのかというそうではなく、文字認識は Evernote がもっているたくさんの検索軸のうちの一つと考える必要があります。文字認識で絞り込み、タグで絞り込み、ノートブックで絞り込んでいるうちに、一瞬でノートを探せるようになること、これが Evernote の検索の考え方です。
CEO の Phil もいっていましたが、「象はまだ日本語を覚え始めたばかり」だそうですので、積極的に日本語画像をアップロードしてゆくことで今後精度が高まっていくことが期待できそうです。
ソースネクスト、Evernote スターターパック
パートナー企業のなかで特筆したいのが、ソースネクストの提供している Evernote スターターパックです。
ウェブサービスの使用料をはらうのにクレジットカードを使うことが多いですが、どちらかというとパッケージになっているソフトウェアを購入する方が気が楽という方も多いかと思います。このスターターパックは3か月分のプレミアム購読のライセンスがついて 1500 円となっていて、Evernote を気軽に始めたいという人むけになっています。
実はこちらの Evernote スターターパックには、「Evernote ハンドブック」の2章までのサンプル版が添付されています。
ソースネクストのパッケージを購入して Evernote を初めてつかうという人向けに、最初の 100 個のノートを作るところまでをサポートするという意味で、今回実は無償で提供させていただいています。
スターターパックをご利用いただき、3章、4章も読んでみたいと思われた方は正式版をお求めいただければ嬉しいです。これも一種のフリーミアムモデルといっていいのでしょうか?(笑)
これから今夜は Evernote Meetup です。こちらのレポートもまたあらためて!