どの iPad にするか迷っている? そもそも iPad が必要か迷ってる?

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日本でも予約が始まった iPad ですが、もう予約されましたか? それともまだ買うかどうかを迷っていますか?

「iPhone にした方がいいでしょうか?」と質問されたときは、私は「ネットをどれくらい使いますか? ツイッターや Evernote など、ネットのサービスと常に触れていないなら絶対におすすめですよ」と答えることにしていました。

でも iPad はネット常につながる 3G モデルだけでなく WiFi モデルが存在し、しかも容量が 16, 32, 64GB の3段階です。なので、もうすこし判断は複雑になります。そこで「iPad を買ったほうがいいと思いますか?」と聞かれたら、次のような独断と偏見のおすすめをしようかと考えています。

ルール1: 買うのを待つこと

あなたが予約初日に夢中で予約していないなら、きっとどこかで「いまの自分に iPad は必要ない」と気づかれているのではないかと思います。

話題性が大きくて魅力的ですが、冷静になって考えれば iPad は明らかに誰もが必要不可欠な端末というわけではありません。待ちましょう。

ルール2: WiFi モデルなら 64 GB

でもやっぱり買いたいと思っている人で、すでに iPhone をもっている、あるいは毎月の通信費を払ってまで出先で iPad を取り出すことは考えられないという人は当然 WiFi モデルで選ぶことになります。

この場合なら、私は迷わず 64GB をおすすめします。というのも、映画・Evernote オフラインノート・Flickr の写真のキャッシュなど、それなりのコンテンツをいれようと思ったなら 16GB ではとても足りないからです。

なるほど、64GB モデルは 16GB モデルに比べて2万円高くなりますが、2つのメモリ差である 48GB 分を繰り返しコンテンツで埋めるために費やす時間を考えたらその差額は時間を買っていると考えるのが妥当です。

ルール3: 3G なら 16GB か 64GB?

WiFi + 3G モデルを買いたいと考えている人、しかもすでに iPhone をもっているという私みたいな人は、新しいモバイルの地平をみたいと考えている人なのですから、どうせなら 64GB モデルを選んで徹底的に楽しんでみるのがよいのではないかと思います。

しかし一方で、そこまでお金をかけたくないという人は 16GB Wifi+3G モデルにすることで、コンテンツは基本的にいつでもどこでもダウンロードして利用するという考え方もあります。iPad 版の Evernote や Dropbox、そして Zumodrive が、メモリが少ない分をカバーしてくれるわけです(ただし、3G で大容量のファイルをやりとりする苦痛は iPhone で体験済みですので、そのあたりは覚悟の必要があります)。

かくいう私は先日から使っている 16GB WiFi に加えて、64GB WiFi+3G 版を予約していけるところまでいってやろうではないかと心を決めてます。

みなさんは? 「待つ」派ですか? それともクラウドの世界に飛び立つ派ですか?

堀 E. 正岳(Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。