最近長いブログ記事を読まなくなった人は Instapaper で幸せになれるかも
RSS で毎日膨大な記事を読んでいると、どんなに良さそうな記事でも文章が長いと反射的に「あとで!」となっていることがありませんか?
私も Google Reader の中だとどうしても読むのが短い記事に偏りがちですが、場所を移しさえすれば不思議と長い記事を進んで読むようになります。その移動場所がまだまだ過小評価されていると思う「あとで読むサービス」 Instapaper です。
本家 Lifehacker でその Instapaper を使うのに便利なChrome 拡張機能とサービスが紹介されていて、それさえ使えば「短い記事と長い記事」の読み分けが美しい流れ作業になってくれます。
Instachrome と InstaReader
まず Instachrome。これは Evernote のウェブクリッパーと同じで、1クリックで Instapaper にウェブページを取り込んでくれます。
デフォルトの動作はポップアップを開かずにだまってページをクリップしてくれるというものですが、オプションを操作すれば送り先などを指定することができます。
もう一つのサービスが Google Reader のスターをつけたアイテムを Instapaper に送ってくれる InstaReader というサービス。
もちろん、Google Reader には Shift + t のショートカットで Instapaper に記事を送信しれくれる send-to 機能がありますのでそちらを使用してもいいです。しかしスターにしておくことで過去に自分が気に入った記事の一覧を見ることができる点が InstaReader を使うメリットです。
iPad と Evernote と Instapaper
Instapaper には非常に美しい iPad 版がすでにあります。実際、iPad 版を使うようになってから自分の中で「長くて、良い記事」への回帰が始まっています。
まず RSS で大量のスキャンを行っている時には、「これは読みたいか」「これは取っておきたいか」という判断を常に行っています。「読みたい、でも時間がない」という場合は、迷わずそこで Instapaper 行きになります。そしてパソコンの前から寝室などに移動したら、iPad の Instapaper に格納された長い記事をじっくりと読むのです。
「Evernote の使い分けは?」と思う方もいるかもしれませんが、多くの場合、Evernote には「残しておくことがわかっているもの」をいれるようにしています。一方、「重要そうだけど残すかどうかはわからない」というページは Instapaper 行きです。両方送ることも多くあります。
もし iPad で読んでいる最中に、これを Evernote に送りたいと思った場合は:
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画面をタップして選択範囲を選んでコピー
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Instapaper の share 機能にメールで送信というアイコンがありますが、こちらではなく、メールアプリを起動して本文にペーストします。画像やフォーマットなどもかなり反映されます。
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Evernote のアドレスに送信
という手順をとっています。慣れれば、それほどの手間ではありません。
長くて、じっくりとかかれたブログ記事を読んでいると、読むのにもある程度の忍耐が必要なだけに満足感もひとしおです。
iPad 7つアプリを選べと言うなら、今のところ確実に入りそうな Instapaper。もっと利用者増えないかな。