GMail Labs に階層ラベル機能が追加。でも使用には注意が必要
今年の初めに比べてなぜかメールの量が2倍、3倍に増えてきた今日この頃ですので、GMail のフィルター機能には最大限働いてもらっています。
どのくらい働いてもらっているかというと、「3回以上同じ人から受け取るメールに、受信箱に入った時点でラベルが自動で付加されていなかったら恥と思うべし」というくらいにフィルターを追加しています。
そのなかでも職場のメールは「同じチームのメール」「周辺の人からのメール」「事務的なメール」といったように文脈ごとに仕分けをしていますが、そんな分類を楽にしてくれる新機能が GMail Labs の階層ラベルです。
階層ラベルの作り方
階層ラベルは、「Home/Family」などといったように、「/」で階層をわけて表示することで実現できます。日本語でもちゃんと階層化することは可能でした。
ただし、現時点で試してみたところ、「階層化」は Evernote のタグのような扱いであることに注意が必要だと感じました。たとえば「家庭」というラベルと「家庭/娘」というラベルを作ってメールを仕分けたとします。ここで「家庭」ラベルを検索しても、「家庭/娘」にラベリングしたメールは見えてきません。階層化ラベルは、あくまでラベルの整理のための機能のようです。
これではそもそも GMail が袂を分かった「フォルダ」による整理に逆戻りをしている気がしますので、使用するときは注意が必要であるように感じました。あまり階層化に頼りすぎては、今後メールの構造が変化したときにラベルの整理をまた強いられてしまいます。100 もラベルがある私には、ラベルを見やすくしてくれるだけで恩恵があることはたしかなのですが…。
Message Sneak Peek 機能も便利
今日のアップデートでは、階層化ラベルの他にもメールの中身をいちいち開くかわりに、内容をプレビューさせてくれる Message Sneak Peak 機能が追加されていました。
ショートカット「h」でメールを開かずとも中身をのぞき見することのできる小さなウィンドウが開きます。あとは「j/k」で次々とメールをみてゆくことができます。ウィンドウを閉じるには Esc キー。これは便利!